母とわたしで、高校野球をテレビ観戦しました。カードは岩手県代表の盛岡大付属高校 vs 茨城県代表石岡一高戦です。
試合は9回2アウトから、盛岡大付属が2点差を追いつき、延長でサヨナラ勝ちしました。本当にいい試合だったのですが、2.5時間の試合中に母と話したことは、
- 高校球児が口紅を使い始めた
- 女子高出身の母が、甲子園の応援に参加した
- わたしの出身校が30年前に甲子園に出た(←これだけは正しい)
- 盛岡大付属高校の昔の高校名は何ていうのか
- 石岡一高は何県代表なのか
- デイの送迎車が、車がひっくり返るほどの坂道を登ろうとする
この6つの話題を延々とループする、2.5時間でした。
最近の母は、作話率がどんどん上がっていて、わたしから見ると5割を超えてきたように感じます。
あと自分が未体験なものまで「わたしはやったことある」「わたしは行ったことがある」と何でも言うようになり、女子高出身の母が甲子園で応援するのはさすがにムリがあるので、否定しました。
認知症介護で「否定しない」という介護の方法があります。わたしも多用しているのですが、あまりにおかしい場合のみ、割と強く否定します。それが強すぎるとケンカになることもあるので、ケンカにならない手前の強さで否定したり、あまり何度も否定しないように気をつけています。
認知症の人にはよくないことは分かっているのですが、これはあくまで自分のため。どこかでガス抜きをしないと、もっと強く母を攻撃してしまうためです。
「1+1って、答えが4になるらしいわよ、知ってる?」という話を、何度も聞かされたら、人間誰だって一度はツッコミを入れたくなるのではないでしょうか?その気持ちに割と近いです。
口紅の件は半年以上言ってるので、ブームが過ぎるのを待つしかない感じです。ドラマに出ている俳優さんならまだしも、大関昇進確実の貴景勝の唇を見て「この人、口紅塗ってる」と言ったときは、さすがに「力士もか!」と声が出てしまいました・・・
今日もしれっと、しれっと。
中継で見たことがありますよ、球児がリップクリームを塗っているところ。球児とは言えいまどきの男の子。砂ぼこりの中唇が乾燥するんだなと驚きはしませんでしたが。
通りすがりさま
ありがとうございます、確かにリップクリームは世代も性別も問わず使いますね。
唇の赤さを、母は気にしているようですね。
テレビを見て唇が赤い → これは男性も口紅を塗っているに違いない という感じです。