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母の銀歯2本を抜歯!高齢者の冬の抜歯について

歯医者

2か月に1回のペースで、母を歯医者に連れていってます。

理由は、母の口がカビだらけになったからですが、母に少しでも歩いてもらうきっかけ作りであったり、デイでは口腔ケアを週2回実施していますが、残り5日はいいかげんなハミガキをしているはずなので、定期点検の意味で通ってます。

認知症 口腔カンジダ

母の口腔カンジダについて、国立病院機構・熊本医療センターのサイトを引用します。

口腔カンジダ症はその菌を含んだ唾液を誤嚥すると、誤嚥性肺炎を起こすことがあり、難治化することもあります。口腔カンジダ症の原因としては口腔清掃不良、抗菌薬や免疫抑制剤の長期投与、糖尿病、口腔乾燥、免疫機能の低下などがあります。

引用元: http://www.nho-kumamoto.jp/kusu-press/kusu-198-01.html

誤嚥性肺炎で死亡する高齢者が多いので、この言葉にドキッとする介護者は多いと思いますが、わたしも同じです。在宅で介護している人だと、割と入れ歯のメンテまで気が回らないことが多いので、こういう発信を繰り返していました。

今回の定期点検では、入れ歯を支えていた上の歯2本(銀歯)とも、虫歯になっていました。銀歯の中が虫歯になるパターンは、わたしも何度も経験しています。少しそれますが、わたしの銀歯治療のお話をします。

ラバーダム治療してますか?

母の遺伝なのか、わたしもすぐ虫歯になるタイプです。

引っ越しするたびに近所の歯医者に行ってたのですが、根管治療が終わっても、また再治療みたいなことが続き、イヤになって都内のある歯科を調べて行くようになりました。

そこでラバーダム治療といって、唾液や細菌が根管に入らないように、治療する歯以外に薄いゴムのシートを被せながらやる治療法をやってます。

また銀歯ではなく、オールセラミック(自費)にしました。1本7万とかするのですが、歯を失いたくないので、そこは惜しみません。銀歯のような隙間がなく、被せた歯がダメになるリスクが小さくなります。

また2か月に1回のペースで、予防のために歯医者に通ってます。

高齢者の冬の抜歯

母がお世話になっている歯科医は、ケアマネ資格保持者で、うちの事情をよく理解してくださってます。歯の治療説明は母にしても忘れるので、常にわたしが聞く態勢になっています。

医師から冬場の抜歯は、母の負担になるということで、これまでも抜歯は春以降に行ってきました。今回は2本も虫歯になっていたので、やはり来春に治療を行って、総入れ歯にすることにしました。

大阪のテルヤ歯科さんのブログにも、同じことが書いてありました。

冬場の一日、気温が低い午前中は高齢者にとって体に負担のかかる時間帯と言えます。 高齢になれば医院への行き帰りの道を歩くだけでも体調を崩す場合もありますから、 処置時の体調変化だけでなく、帰宅後の変化にも考慮する必要があります。 以上のことから、当院では心筋梗塞や脳梗塞のリスク低減を優先させるため、 高齢者の抜歯に関して、暑い夏日でない限り午後からの処置が望ましいと考えます。

引用元: https://www.teruyadc.com/2014/01/15/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E3%81%AE%E6%8A%9C%E6%AD%AF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

虫歯の隙間をとりあえず埋めて、母の様子を観察していきます。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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