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認知症の母がコタツをいじるようになって困っている

久々に『認知症の経過報告』カテゴリを使って、記事を書きます。

ここ最近気になっている母の行動は、コタツの分解です。分解といってもコタツのヒーターユニットをばらすわけではなくて、重い天板を外して、こたつ布団を取ってしまうのです。

元に戻してくれればいいのですが、天板のところにクッションや座布団を置いてしまい、結局元に戻せません。そうなると母はコタツを使えなくなるので寒いし、ご飯もコタツで食べるので、置く場所がなくなって困ります。

天板とコタツ布団を取って戻せなくなります

行動の理由をとりあえず探る

こういう謎の行動のあとは、何か理由がないか考えます。可能性としてあるのは、こたつのコードがブラブラしないよう、内側にフックで引っ掛けているのですが、それを母が力ずくで外してしまい、コードの中の銅線らしきものがむき出しになっていたことがありました。

そこが気になって、天板やこたつ布団を外した可能性があります。あとはお泊りデイで過ごしたあとに、運動不足というか動き足りなくて反動でやってしまった可能性もあるかもしれません。

過去に2回あって、わたしが見守りカメラで発見したので、東京から声掛けをしてなんとかコタツを元に戻してもらいました。まだ近くにコタツ布団も天板もあったからよかったのですが、しばらく気づかなければ、天板や布団を片付けてしまって、元に戻せなくなります。

天板や布団をロックできるものがないか、その方法がないか探しているのですが、今のところはいい案が見つかっていません。最悪ヘルパーさんに電話をして、コタツを復旧してもらうしかないのですが、ちょっと困った行動です。

手足が不自由なのに、スイッチが入ると止められません。20kgの重い置き型の手すりを移動する母ですから、天板くらいは楽勝ですね。何かを言って理解してもらうのは難しいので、物理的に何とかしたいと思っています。

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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