コロナ禍で大丈夫?意外と忘れがちな実家の庭のお手入れの話

岩手の実家には、庭と今は使っていない畑があります。

認知症の祖母が元気だった頃は、庭木を無差別に剪定して、庭がなかなか緑にならない時期もありました。今思えばそれでも良かったかもしれないのですが、認知症の母の場合は手足が不自由なので、一切剪定はやりません。

結局、わたしが遠距離介護で帰省したときに、お隣に枝葉がいかない程度に、庭の剪定をやっていたのですが、高枝切りばさみで届かないほどに木が生い茂り、そこそこ重労働です。

記事タイトル下の写真は実家の庭で、写真を見る限りではよく分からないかもしれません。しかし、梅の木の枝や、畑の謎の大木は隣のアパートを覆いつくさんばかりの成長っぷりでした。

コロナ禍で実家に帰れていない方、介護も心配ですがお庭のお手入れは大丈夫でしょうか?

お庭のお手入れが大切なワケ

最新刊『親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』(翔泳社)に書いたので、ブログでは簡単にしか触れませんが、木が生い茂っているとご近所に迷惑をかけるだけでなく、空き巣に狙われやすくなりますし、他にもリスクがあります。

こんなとき、実家がマンションだったらラクなのになといつも思います。庭は見ている分にはいいのですが、親の介護に加えての管理は大変です。意外と草むしりも面倒で、母のデイの送迎を待っている時間にひたすら草むしりをする日もあります。

わが家の場合は庭の景観よりも、ご近所に木が伸びていかなければよくて、しかも剪定費用は安く抑えたいということで、今回は2度目になりますが、こちらを活用しました。

シルバー人材センターとは?

皆さんがお住まいの地域にもある、シルバー人材センターは利用したことありますか? わが家では3年前に一度庭の剪定でお世話になって、すごく良かったのでまた依頼することにしました。

シルバー人材センターは、地域の高齢者が共働・共助し合うことによって、 高齢者の就業を通じて福祉の増進を図りながら自主的に運営する団体です。 地域社会に密着した臨時的かつ短期的又はその他の軽易な仕事を家庭、事業所、 公共団体等から引き受け、これをシルバー人材センターに加入している会員の希望や能力に応じて提供するというしくみです。

引用元:https://shigoto.sjc.ne.jp/jsp/wcl008_sjcinfo.html

前回の剪定の際、あまりにバッサリいってしまったので、二度と生えないのでは?と思ったほどでした。しかし3年経って、木はものすごく成長しましたし、庭にある梅も元気になって、実がしっかりなりました。

庭の剪定の相場感がよく分からないのですが、見積もりサイトでこの高さの木で1本いくらと計算すると、おそらく半値以下の費用で済んでいるのではと思います。

60代、70代の庭師さん2名が朝7時30分から来てくださって、夕方5時まで作業されて帰られました。母がデイに行っている日でないと、カーテンを開けて作業をチラ見して、それを何十回と繰り返すのでデイの日にしました。朝1時間だけ母が居たのですが、気になってチラ見回数がすごくて。

剪定前の庭
かなりスッキリした庭
トラックいっぱいに積まれた草木

ちなみに盛岡のシルバー人材センターに頼めるお仕事は、掃除、除雪、草取り、筆耕、受付業務、施設管理、駐車場・駐輪場管理、経理事務、試験監督・監督補助、剪定、大工仕事、塗装、襖・障子張り、家事援助サービス、子育て支援サービスなどがありました。

人気があるので真冬の2月に予約したところ、今年はコロナの影響で庭師の手配が分からないので、3月に再度連絡が欲しいとのことでした。

それで3月初めに予約をして、コロナの影響も考えつつ、5月の帰省で立ち会えるだろうと予想して予約し、仕事が終わりました。感染拡大とこうしたスケジュールはリンクしないので、スケジュールを立ててしまったら、自分の行動を制限して待つしかないです。

47都道府県にあるようなので、シルバー人材センターを利用してコストを安く抑えるのもありかもしれません。下記がホームページになります。

音声配信voicyの最新回は、認知症であることを本人に告知する?しない?の話です。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか