地震の影響で盛岡行きの遠距離介護をどうしたか?

3月16日(水)に起きた地震の影響で、来週わたしが遠距離介護のために乗る予定だった東北新幹線のチケットをキャンセルしなければならなくなりました。

まさか2年連続(下記記事は昨年の新幹線が止まったときのもの)で、地震の影響を受けることになるとは思ってもいませんでしたが、盛岡に帰れる手段はいくつかあるので、その方法をずっと模索しておりました。

羽田空港

東京から岩手へ帰省する3つの方法

  1. 深夜高速バスに7時間乗り、東北自動車道を使って帰る
  2. 復旧した東北新幹線と在来線を乗り継いで、実家に帰る
  3. 羽田空港から飛行機で花巻空港へ、そこからバスで1時間かけて盛岡入り

コロナ禍でなかったら、おそらく①の高速バスを使って帰っていたかもしれません。

7時間も密な空間に閉じ込められるのがイヤですし、3回目のワクチン接種を終えたとはいえ、移動中に感染したら、高齢の母や介護職の方に迷惑をかけます。なので、却下。

②は、東京から仙台まで新幹線と在来線を使って約4時間、仙台から盛岡まで同じく在来線と新幹線で2.5時間なので、乗車時間だけで6.5時間もかかります。乗り継ぎ時間も加味すると、8時間以上かかるので、こちらも却下。

③は3月26日までは可能なルートで、ユーミンは無事緑の街に舞い降りました。その後、JALの臨時便のページを何回も確認して待ったところ、花巻空港行きの臨時便がなくなりました。

そこで、羽田から秋田か青森へ行って、そこから新幹線で盛岡に入るルートを検討しつつ、仙台まで飛行機で行って、高速バスで盛岡に入るルートも検討。結局、仙台ルートの臨時便が設定されたのと、時間やコスト的にOKだったので、このルートを選択しました。

それでも運賃は新幹線で帰るときの2.5倍はかかりますし、6時間ほどかかります。母の病院の予定も入っているし、コロナ健康観察のホテル予約、レンタカー、ヘルパーさんも来なくていいよと言ってしまった手前、意地でもたどり着きます。

おそらく1か月後の帰京は、東北新幹線を使えると思うのですが、それにしても新幹線の復旧のスピードって、本当に早いですよね。ありがとうございます!

とここまで書いたところで、花巻行きの便が少しずつ設定されている! 自分の出発日はまだ設定されていませんが、ひょっとすると花巻空港ルートで帰省しているかも。運賃は新幹線の3倍かかりますし、とりあえず仙台行きの便を抑えつつ、変更の際はキャンセル料が発生します。

まだちょいちょい地震も続いているようなので、気を付けて行ってきます!

音声配信voicyの最新回は、元同僚が介護で休みまくってたときに感じた話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか