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新しく購入したエアコンは認知症介護の視点で完全自動運転にした

数年前から検討していた、実家の母の寝室のエアコン設置。

アンペア変更しないと設置できなかったのですが、とうとう大規模電気工事を実施。地球温暖化による猛暑が増えたり、冬の寒さに築50年以上経つ実家が耐えられなくなったりしてきたので、新しくエアコンを購入しました。

この数年の間に母の認知症も進行してしまい、新しいエアコンの操作は厳しくなってきたので、完全に自動運転することに決めました。

エアコン選びで悩んだ寒冷地仕様

エアコン選びは、夏の熱中症対策より、冬の寒さを重視しています。岩手の夏は東京に比べれば短いですし、朝晩は過ごしやすいからなのですが、熱中症対策ももちろん必要です。

寝室は和室6畳+フローリング4畳+αで、だいたい11畳くらいの広さがあります。窓は2か所ありますが、1か所は古い二重サッシであまり効果がなく、もうひとつは50年前の錆びた二重でないサッシです。暖冬が多くなんとかなっていたのですが、今冬は極寒で母がかわいそうになり決断しました。

エアコンは寒冷地仕様のほうが、部屋が温まりやすいのですが10万円くらい上乗せされます。外がマイナス2桁になると、エアコンの効きはかなり悪くなります。今回はアンペア容量変更工事に10万円程度かかっているので、エアコンは日立の普通のタイプにしました。

夏場のエアコン工事は混みあうので、それを見越して5月に購入し、妹の休みの日に合わせて6月中旬に工事を行いました。ここからは、わが家の自動運転の仕組みをご紹介します。

スマートリモコンが3台になった

今回は母にエアコンを一切操作させないので、リモコンは部屋におかず、わたしがスマートリモコンを使って、完全に遠隔自動操作します。

改めて、わが家のスマートリモコンの状況を一覧にしました。

No.部屋スマートリモコン機種操作対象
1居間Nature Remo3エアコン、テレビ
2台所Switchbot灯油ファンヒーター
(この使い方はNGです)
3寝室Nature Remo2エアコン
新しく加わったNature Remo3を一番使用頻度の高い居間に設置し、これまで使っていたNature Remo2は母の寝室に移動しました。

Nature Remo3はセンサーが高精度になり、bluetooth対応の家電操作ができます。カーテンの開閉も可能で、わが家ではまだ使いませんが、将来の拡張性も考えて最新版を居間に設置しました。

ちなみに製造元であるNature社より、ご厚意で頂きました。NHKあさイチや週刊誌、書籍やこのブログで「これはいい!」と紹介しまくっていたら、こんな展開に。ありがとうございます!

台所で使っている、switchbotは冬の灯油ファンヒーターのボタン押しで稼働しています。台所にはエアコンがなく、寝室と居間のエアコンの冷風を使って冷やすため、室温計だけ夏場も使います。

スマートリモコンは赤外線が届かないといけないので、基本1部屋に1個必要です。寝室にエアコンを設置したあとの、わたしのスマートフォンのアプリ管理画面はこんな感じになりました。
Nature Remoアプリ画面

寝室のエアコンには「自動運転」と書いた貼り紙をして、母は自分で操作する必要がないから楽ちん、安心と思ってもらう工夫を施します。認知症で冷暖房を間違う誤操作もあり得るので、このほうが安心です。居間は、これまでどおりリモコンを置いておきます。

音声配信voicyの最新回は、ストレスの強さと介護の関係についてお話ししました↓

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしが書いた最新刊】
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5件のコメント

認知症の父より一緒に介護をしている妹の方がストレスになることがあります。介護で連絡を取り合いますが、日程の調整などでストレスになります。
先日は、予防接種もあったのでバタバタしました。
コロナ禍のためか父の認知症も進んでいるようです。スマートカメラ、スマートリモコンなど、我が家も考えた方が良いかもしれません。父や妹が受け入れてくれたらの話ですが…

sakoさま

ストレスのポイントは、本当に人それぞれですよね。

カメラもリモコンも必要になるタイミングがあるので、ムリせず知識として持っておくといいかもしれません。

コメントいつもありがとうございます。

介護あるあるかもしれませんが、私の父は介護サービスを嫌がります。ケアマネさんも父が拒否するので様子見です。
初めは、私からもケアマネさんに話してみましたが、特に進展もなく一年経とうとしています。

Voicyの放送を聞いて(いつもこちらにコメントすみません)自分もケアマネさんに丸投げしているかもと感じました。

「自動運転」の貼り紙を素直に理解してくれるのはいいですね。

うちも「自動運転」の貼り紙をしていますが、紙からうっすらと光って見えるアイコンが気になったり、送風口からの風が気になったりで、隠しているリモコンを探し、照明やガスのスイッチでエアコンを消そうと奮闘しています。
アイコンの光が見えないように厚紙をかませましたが、こうするといざという時リモコンが反応せず、紙をはがさないといけなくなって手間がかかります。
「自動運転」の貼り紙の存在はわかっているようですが、「自動運転」の意味が理解ができない時もあり、何度も自動運転の意味を説明しています。

パナソニックのエアコンを使用していますが、システム障害を起こすことが度々あり、遠隔操作ができなくなって私がパニックになることがあります。西日本なので、特に夏は冬以上に命に関わり本当に困ります。障害は仕方がないことですが、復旧までに時間がかかるのが本当に困る!
昨年はパナソニックに困る旨のメールも送りました。

義母は「回ってる、点いているともったいない」…と思う世代で電源を切りまくります。今年もまた暑い日に熱い戦いをしなければなりません。

おじゃるんさま

アイコンの件、まさに先日書いたこの記事と似てます。
https://40kaigo.net/care/alzheimers-disease-care/41832/

貼り紙の文言は工夫しないと理解されないことありますよね、うちはどんどん平易な言葉、かな表記が増えています。

システム障害、命にも関わるだけに本当にドキッとしますね。最近のエアコンはアプリで遠隔操作できますが、敢えて使わずにNature remoを使用しています。こちらはかなり安定していて、助かってます。

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ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(78歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて10年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか