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認知症の母の行動が読めないのでスケジュールの立て方を変えた話

前回、認知症の母の異食について書きました。その話の続きは、この記事の最後の音声配信で話してます。そこで10分話しましたが、それでも終わりませんでした。

実は最近、わたしのスケジュールの立て方を変えました。どう変えたかというと、母がデイサービスに行く日に外出の予定を入れて、家に居る日は見守りカメラで様子を見るようにしています。なぜか?

母の行動が予測できなくなってきた

理由はシンプルで、母の行動を予測できなくなったからです。例えばデイサービスのない日にデイに行こうとするのは、以前は朝と決まっていました。だから10時くらいまで見守りカメラで見ていれば、だいたいOKでした。

ところが最近は午後も、夕方もデイサービスに行く準備をして外に出ようとします。だから、見守りカメラの動体検知機能を1日中ONにしています。玄関付近を母が通過したら、スマホに通知が来るのでチェック。外に出ようものなら、スマホで声掛けをするとカメラから声が出るので、それで何度も阻止しています。

盛岡は寒いし、雪も降っているしで、前回の遠距離介護の暖冬発言を撤回したくなるような天候が続いています。東京に居ても、毎日何度も見守りカメラの外の映像やYahoo!天気でリアルタイムの外気温を確認しているので、手に取るように分かるのです。

要は母から目が離せなくなってきたので、自分のスケジュールもそれに合わせて変えるようになりました。

見守りカメラが欠かせない日々

スポーツジム通いは自分のペースで通っていましたが、母がデイに行く日や、ヘルパーさん、訪問リハビリがいらしている時間帯を狙って行くように変更しました。誰も居ないときはどうしても気になってしまうので、筋トレに全く集中できません。

また自転車で移動中もスマホに通知が来るので、それで自転車を止めて外に出ようとしないか確認をして、また自転車で移動するような状態です。だから外出の予定自体を、なるべく入れないようになりました。

新しい生活リズムに慣れていませんが、この先も在宅で介護していくためには慣れるしかないですね。これでいけるならまだいいほうで、もっとひどくなると、遠距離介護の頻度を増やすしかないです。それでもだめなら介護施設、この3ステップでいこうと思います。

音声配信voicy最新回は、母の異食があったあとの続きです。冷蔵庫の脱臭剤を食べただけでは終わらなかったのです↓

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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