【遠距離介護】東北新幹線を停車駅の多い『やまびこ』に戻した理由

遠距離介護で利用している交通手段は、東北新幹線です。コロナ禍前は停車駅の多い『やまびこ』を利用していました。停車駅の少ない『はやぶさ』と比較すると、乗車時間は1時間ほど長くなります。

しかしコロナ禍は、少しでも感染リスクを減らすために『やまびこ』から『はやぶさ』に変更しました。乗車時間が短いほうが、感染しないような気がしたからです。

コロナが5類に移行したあともラクさに慣れてしまいしばらく『はやぶさ』を使っていたのですが、なぜ『やまびこ』に戻したのでしょう。

久しぶりに『やまびこ』に乗った理由

急に『やまびこ』を利用したきっかけは、運賃50%OFFキャンペーンです。高速バスの運賃と同じくらいで東京と岩手を移動できるのはありがたく、久しぶりに利用しました。

乗車時間が1時間長いので、移動疲れがあるかなと思ったのですが、あまりありません。むしろ心地いいと感じた理由が2つあって、ひとつは乗客の数が少ないので隣に人がおらず、開放感があったからです。

もう1つは1時間長いので、原稿を書いたり本を読んだりする時間が増えました。最近は実家でほとんど仕事ができておらず、介護と仕事の両立の難しさを実感しています。でも新幹線の中では介護しなくていいので、恐ろしいほどの集中力で原稿を書いています。

心地よさに加えて最近は、帰省頻度を月2回に増やしました。交通費はえきねっとの25%割引を全部確保できたとして約44000円です。最近は確保できないケースが増えているので、5万円くらいになる月もあります。

しかし『やまびこ』だと30%割引になるので、片道1万円くらいで移動できます。東京から盛岡へ向かう便は時間帯が合わなくて使えませんが、盛岡から東京へは使えます。うまくいけば42000円くらいまで交通費抑えられます、全部3割引なら4万円になります。

お泊りデイを減らしあらゆる制度を使いまくって節約していますが、それでも遠距離在宅介護で月10万円は超えますし、どんどん上昇しています。介護の負担が増え人の手が必要になるので、これはしょうがないことですけどね。

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしが書いた最新刊】
「老いた親の様子に「アレ?」」と思ったら」(PHP研究所)

これから親の介護が始まるかもしれないと不安に感じている人に向けた入門書です。目次や本の内容はAmazonに掲載されています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
ちょっと気になる?介護のラジオ