2020年夏公開の映画『痛くない死に方』の話

映画

2020年夏に、映画『痛くない死に方』が公開されます。

なぜこの話をブログに書こうと思ったかの前に、ナタリーニュースよりこの映画の概要を引用します。

在宅医療に携わる医師・長尾和宏の著作「痛くない死に方」「痛い在宅医」をもとに高橋伴明がメガホンを取った本作。主人公の医師・河田仁は末期の肺がん患者である井上敏夫に在宅医療を施すも、敏夫は苦しみ続けたまま亡くなってしまう。病院での延命治療を選択しなかった敏夫の娘が自責の念にかられている様子にショックを受けた河田が、先輩に相談を持ち掛けたことで物語が展開していく。柄本は河田役でキャスティングされた。 高橋は「この映画は私の『死に方の提案』です」と説明し、「重いテーマですが、楽しく観て、深く考えていただければ幸いです。この作品が遺作だと思って頑張ります」とコメントしている。

引用元: https://natalie.mu/eiga/news/343907

わたしは、療養型病床で亡くなった祖母の病院に通いながら、やはり在宅で医療や介護をしたいという思いが強くなりました。病院に居さえすれば安心、これがベストだと当時は考えていたのですが、途中からはそう思えなくなって。

祖母を何度か退院させようと思ったのですが、その都度熱発を繰り返し、病院からも動かさないほうがいいと言われ、そのまま病院で看取りました。

その後悔もあって、要介護5の寝たきりの父は在宅で介護し、「ほぼ」自宅で看取ることになりました。小笠原文雄先生や長尾先生が語る、在宅医療の奇跡を目の当たりにしました。

一方で、この映画の原作となっている書籍「痛い在宅医」のように、必ずしも在宅医療がバラ色というわけではありません。

痛い在宅医 長尾和宏 感想

なぜこの映画の話をブログ記事にしたかというと、先月末に大阪で行われた認知症治療研究会の楽屋で、長尾先生からこの映画の裏話を直接伺ったからです。

映画撮影って大変なんですね。裏話をブログに書くわけにもいかないので、長尾先生のブログの映画情報のリンクを掲載します。ブログを読むとわかりますが、原作者だけではない??

映画の協賛金募集中

この映画の協賛金を、2020年3月まで募集しています。口数によって特典が違いますが、映画のエンドロールに名前が出たり、撮影用の台本がもらえたり。わたしも1口協賛してみようと思っています。

どんな映画になるのか、楽しみです!

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか