コミックマーケットの世界でも親の介護がテーマの漫画がじわじわ増えているそう

コミックマーケット

ある話題のツイートを見て、考えさせられたというお話です。

わたしはコミケに参加したことはないのですが、東京ビックサイトのコミケ開催日に近くを通って、その熱気に驚きました。

あのパワーで親の介護の漫画が拡大したら!この流れ、もっともっと拡大して欲しい!ツイートを見て、素直にそう思いました。

自分の実体験からも、介護の情報があれば、介護初期に起こるパニックはある程度は回避できます。でも、いざ介護が始まらないと情報を得ようとはしません、自分もそうでした。

コミケがきっかけで、介護初期のパニックを回避できる人が増えればいいですし、そのパワーがある世界だと思います。

わたしは文字と講演でしか表現できない人間なので、マンガやイラストを書ける人を尊敬していますし、写真を撮れる方も動画を編集できる方も同じくらい尊敬しています。

文字は読むのに根気がいるので、マンガや動画のようにスッと受け入れてもらえない場合があります。だから、タイトルを工夫したり、書き出しに変化をつけたりするのですが、それでも最後まで読んでもらえるかは分かりません。

介護ジャンルの検索結果はみな同じ

最近は検索しても上位表示される介護の内容は、どれも一般的な知識ばかりです。検索で個人の介護ブログが上位表示されることは、もはや皆無といっていいでしょう。

検索のアップデートがされるたびに、わたしのブログに検索経由でやってくる人数は恐ろしいくらいに減ってます。

それでも書き続けられるのは、長年読んでくださるブログ読者の皆さまのおかげですし、講演会、本、他のコラムでこのブログを知って、来てくださる新規の方が多いからです。誰にも読まれなくても書いていた時期も数年あるので、それを考えれば、今は幸せです。

個人の介護話なんてと一蹴されることもありますが、介護歴が長くなればなるほど、教科書的な介護話はもうお腹いっぱいと言いますか、それぞれの介護者の工夫であったり、変わったエピソードのほうが欲しくなります。

なので、最近は検索する気になれず、かといって、にほんブログ村で新しい面白そうな介護ブログを読み漁ることもほぼしていません。

どちらかというと全く関係ないビジネスブログや、ジャンル違いのブログのほうが、介護のヒントになることが多いです。

わたしもコミケにいって、親の介護のエッセイや漫画、読んでみたい!どうやって参加するんだろう・・・人混み苦手だからな・・・。

介護の本をずっと書いておりますが、小説やコミックなどのジャンルと比べると、それはそれは小さなマーケットです。

そんな中で本を売るのは本当に大変ですが、介護は息が長いジャンルです。そして人口減の中で、むしろこれからニーズが高まる数少ないジャンルです。

同人誌や自費出版も含め、たくさんの選択肢、たくさんの考え方が増えて、介護市場全体がいい意味で盛り上がるといいなと思っています。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか