基礎疾患のある妻と認知症の母と何もないわたしの新型コロナワクチン接種体験談

今週は、わたしと妻の新型コロナウイルスのワクチン接種(東京都1回目)、そして認知症の母のワクチン接種(岩手県2回目)が偶然重なりました。3人のワクチン接種後の状態をご紹介します。

かなり早かったワクチン接種の予約

3人とも、自治体のスケジュールよりだいぶ早く接種できました。理由は個別接種だったから。母はかかりつけの病院が個別接種対象だったので同世代のスケジュールより早まり、わたしも妻も区の個別接種を選んだので、同世代より1か月以上早い接種となりました。

妻は基礎疾患(膠原病:SLE)枠で、わたしより1週間早く予約完了しましたが、ネット予約の集団接種争奪戦の結果、1回目の接種が7月上旬。これでも早いと思っていたのですが、遠距離介護の都合上、何としても早く打ち終えたいわたしの情報収集の執念が実り、個別接種予約で順番が逆転。

妻も集団接種から個別接種に変更し、3人が揃って今週の接種となりました。最終的に自転車で2分くらいのところにある超近所の行き慣れた病院での接種となり、3人ともファイザー製です。

副反応への準備のため、ブログもvoicyも接種前に終わらせておいて、最悪体調不良でも公開ボタンだけ押せばいい状態にしておきました。

母(2回目の接種)

母は副反応が強いと言われる2回目。ただ高齢者なので大丈夫かなと思いつつも、認知症とかCMT病の難病もあるので、妹に様子を見てもらいました。

母は、接種直後も翌日も発熱はありません。ただ翌朝は顔色が悪く、訪問リハビリ中に前方にふらつくこともあったので、さらに妹にもう1泊見てもらうことになりました。大きな副反応なく接種完了した模様です。

わたし(1回目の接種)

わたしは12時30分に、1回目の接種をしました。接種前体温は36.5℃、翌朝36.1℃、その次の朝は36℃で、発熱はなし。接種当日の夜、ワクチンを打った左腕上部のところが筋肉痛のような軽い痛みがありましたが、生活には全く影響ありません。

しかし、翌日になると、なるほどこれが腕が上がらないと皆さんが言ってたやつかという感覚を味わいました。とはいえ、わたしは腕も上がるし、症状は軽くて生活に支障はありません。念のため、接種日と翌日は、何もせずにボーっとしてました。

翌日夜には軽い痛みがひいてきて、接種後2日目の朝には何ともない状態になりました。

妻(1回目の接種)

3人の中で、1番心配なのは基礎疾患持ちの妻です。

あれだけの種類のお薬を毎日飲んでいるし、体調も変わりやすいためです。膠原病の人がワクチン接種する場合の説明書を持って会場入りし、お昼に接種。当日夜から、さっそく腕の痛みがありました。翌日も痛みは続きましたが、わたしより痛みのピークは早めに来て、早めに収束したようです。

ワクチンスケジュールが確定したので、遠距離介護の予定も変わりました。

ワクチン接種で遠距離介護の予定が変わる

7月中旬に2回の接種を終えるので、接種後2週間待って8月お盆前の帰省が実現できます。母もわたしも接種完了なので、前ほどの緊張感なく生活できそうです。

すぐ元の遠距離介護のスケジュール(年間20往復ペース)に戻そうかと思ったら、1か月滞在するスケジュールで病院やお盆などの予定を入れてしまったので、次回は1か月滞在することにして、ビジネスホテルの8泊の健康観察をキャンセルしました。

ただ、これまでビジネスホテルにたくさん泊まってポイントがたまっていたので、その消化のために1泊だけする予定に変更しました。1000円くらいで泊まれそうで、今までコロナで遠慮していたホテルの朝食を初めて食べるかも。

予定としては、9月末くらいから通常の遠距離介護モードに戻していくつもりです。クーポン券の接種済のハンコを写真に撮って帰省します。

音声配信voicyの最新回は、介護中にやってくる5つの罪悪感のお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

おはようございます。

父のコロナワクチン予防接種の付き添いのため、岩手に行きました。父の様子は次の日もいつも通りだったので、戻ってきたところです。

私たちの地域でも接種券が高齢者以外でも配られるようです。
私も2回接種できたら、接種済みのハンコの写真を撮っておこうと思います。良い方法ですね。

sakoさま

ワクチン接種の地域差、結構ありますよね。
岩手はちょっと遅いかも?と思っておりましたが、動きだしてよかったです。

次回の帰省からは、だいぶ精神的にラクになりそうです。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか