電子書籍・自費出版・商業出版それぞれに思うこと

電子書籍

ちきりんさんの講演会

先日、社会派ブロガーのちきりんさんの講演会(東京・新宿)に行ってきました。

講演会最後にQ&Aコーナーがあって、電子書籍の話へ。2015年1月に電子書籍を出版したわたしには特に気になる内容だったので、その模様を少しだけ。

電子書籍は儲からないとばかり言われますが、わたしが電子書籍を出版することで、少なくともここまでいけるという目標になります。

ちきりんさんは超有名ブロガーで、ご自分の電子書籍もなんと1万ダウンロードだそうです。新刊の「マーケット感覚を身につけよう」の中に、こんな一文があります。

成功確率の低いことでもどんどん 「やってみる」 方式のほうが、より有利になっているのです。

わたしも、電子書籍はとりあえずやってみました。人生1回しかないし、何が起こるか分からないからです。認知症に興味がある人のメイン層は60代以降なので、電子書籍で出版するなんてターゲットが合ってない!って自分で思ってました。

ところが想像をはるかに超えて、購入して頂いています。購入層の分析ができませんが、もっと若い方だと思います。発売から3か月経つので、ランキングもだいぶ落ちて・・・いやそんなことなくって、認知症で有名な大先生より上にいることもよくあります。

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ちきりん
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商業出版への想い

実は今、出版社への企画書を作っています。これも 「とりあえずやってみる」 精神です。元ネタは現在発売中の「医者には書けない!認知症56のヒント」 です。

今回できなかった事のひとつに、挿絵や表、写真の挿入があります。また縦書きにしたかったのですが、Amazon仕様の勉強不足で実現できませんでした。(文章を何百回も直したので、そっちまで手が回らず・・・)

ちきりんさんも言ってましたが、2000文字くらいまでのブログは書けるけど、それ以上になると難しいと。ホントにそのとおり!このブログはだいたい1000文字前後が多いのですが、今回の電子書籍は7万文字以上です。

ひとりで書いてると、最初に何書いたかな?って読み直しの時間が結構取られます。1000文字なら簡単に振り返られるのに、7万字だと闇の中です。今回執筆してみて、分かった事です。

編集者の力は偉大ですね、構成や流れをきっちり見てくれます。そういったプロの手で再編集してもらいたい!と思っています。売れない漫画家が出版社を奔走するように、わたしもダメ元でチャレンジします!

講演会を妄想してみると

ちきりんさんの講演会に参加しながら、いつか自分も講演を・・・なんて500人の会場を見渡しながら妄想したんですが、ビールケースの上に立つ自分の前には、5人の子どもしかいない画しか浮かびませんでした。

まずは商業出版にこぎつけ、ブログアクセス数を今の10倍にして、トーク技術も磨いてというステップが普通ですが、ちきりんさんの新刊にならえば、「とりあえずやってみる」 ことがマーケット感覚を身につけることなんだそうです。ということは、まずは企画書作成だ!!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

ぜひ、電子書籍の次は、普通の書籍をお願いします。
中身が同じでも私は買っちゃうと思います。

そして、しれっとさんの顔写真も見てみたいです!
そういうのも読者は興味あります。
妹とも、どんな人が書いているのかなといつも
話してるんですよ。

baba153さま

あ、どうも、しれっとです(笑)
コメントありがとうございます!

中身が同じでも・・という最高の褒め言葉、とてもうれしいです!!

普通の男なので、ハードルをかなり低めに設定して頂けると大変助かります。
その低めのハードルを飛び越えずに、くぐり抜けます(笑)

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか