THE PAGE(ザ・ページ)さんの短期連載コラムで認知症を食い止めたい!

ザ・ページ

前からやりたかったけど、どうしてもできないことがありました。

それは、「介護への意識はなんとなくあるけど、特に何をするわけでもない」 という見えない多数に向かって記事を書くことです。

このブログを始めた当初は、”これから困るであろう” 人向けに、自分の介護体験談を書こう! そう思ったのですが、気づくと“すでに困っている” 人向けに変わってました。

それこそ2012年10月までは「介護への意識はなんとなくあるけど、特に何をするわけでもない」人って、まさに自分でした。その1か月後に祖母が倒れ、母が認知症確定するという予想外の展開でスイッチが入りました。

今回本を出したことで、THE PAGEの担当者さんの目に留まり、「これから介護する可能性のある人に、ただ不安に思うだけでなくできることを伝えて欲しい」とお声かけ頂きました。ありがたいです!

この記事を書いている時点では、よく読まれている記事(社会)で1位です。
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The Page コラムの内容

認知症よりも遠距離介護に軸足を置きつつ、1週間に1本ペースで全5回、年末年始の帰省のタイミングに合わせて書いています。この年末年始、久々に会う両親、祖父母を見てこう思うはずです。

「あれ?しばらく見ないうちに、小さくなったなぁ・・・老けたなぁ・・・」

まず見た目に驚き、会話してみると何かおかしい・・・でも年相応だし、そんなもんかな・・・最初ってこんな感じですよね。先送りするとお盆になり、気づけば2年が経過っていう人、日本中にいると思います。

現在、認知症介護をしている皆さまなら、その人たちに”絶対” こう言うはずです。

「今気づけば、MCI(認知症予備軍)で止められるかもよ!!」

3年前の自分に、どうアドバイスするかな?と想像して書くと、介護するかもしれない人に伝わると思って書いてます。1コラムは、このブログ2記事分のボリュームです。

5人でも10人でもいい、このコラムを読んだ方が 「あっ、このまま放置しちゃダメなんだ!」って思ってくれて、認知症発症前のMCIで回避できたなら、こんなにうれしいことはありません。

わたしは医師でも介護職でもないので、何のスキルも持ち合わせていません。お薬も処方できないし、プロのような介助もできません。でもこのコラムで、このコトバで、認知症を回避できる人がもし増えたら、それはお薬以上の効果だと思います。

月間 数千万回も読まれるサイトですから、その影響力はとても大きいです。こういう認知症予防のアプローチもあるかな?なんて思います。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

初めまして。いつも拝見させて頂いております。私も在宅介護を経験しました。インターネット企業に勤めておりますので、インターネットを使った介護支援サービスを立ち上げたいと思っております。
私もそうでしたが、介護は突然訪れ、情報もないまま手探りで進めました。そういう経験を共有できる場があればと思っております。
立ち上げた際には是非お力をお貸し頂ければと思います!
宜しくお願いいたします。

アリさま

コメントありがとうございます!そしてブログ読んで頂き、うれしいです!

アリさまの取り組み、楽しみにしております。いろんな支援の仕方が、まだまだあるはずです。
アリさまの在宅介護経験は、きっといい形でサービスに反映されると思います。

わたしが戦力になるのか不安なところがありますが、気軽にお声かけくださいませ。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか