講演した時ふと思った認知症ご本人の登壇について

講演が終わって自宅に帰ると、それなりに疲れがあります。次の日の朝、体重計に乗ると1~2kgぐらい落ちていることもあり、講演会を連続でやったら、痩せるかな?なんて思うこともあります。

講演後は、糖分が欲しくなったり、ご飯がめっちゃ食べたくなったりして、先日の講演会のあとも、盛岡駅でなんとかポークと、なんとかカツレツのセットに、たまごかけご飯とか食べちゃいました。普段はすぐ太るので、こういう食事はしないのですが、講演終わりだと変な食事をしてしまいます。

そこで、最近ブームになっているブドウ糖90%の森永ラムネを、わたしの講演持ち物セットに加えました。暴飲暴食をしないために、ラムネをパクついて、講演終わりの糖分欲しさを落ち着かせようと思ってます。

わたしはこんな感じなのですが、これ、認知症ご本人の講演って、どんな疲れ方をするのだろう・・・ふと、そう思うようになりました。

認知症当事者の方の講演

わたしはいろんな認知症当事者の方の講演を聴きに行ったことがあり、認知症当事者の方に登壇して頂いたイベントで司会をしたこともあります。(自分は司会向きでないことがよく分かった)

聴く側としては、認知症ご本人の思いを知ることができるし、すごくいい機会なのですが、舞台裏ってどうなっているのだろうと。わたしのように疲れているんじゃないかと、変な見方をするようになりました。

わたしが過去に参加した認知症の方の講演は、フリートークで楽しくお話しされる方、自分の話したことを忘れないようにするため、しっかり原稿を読み上げる方、自ら疲れるかもしれないと言ってた方など様々です。

もちろん人前で話すことによって、認知症の症状が安定したり、いい緊張感でむしろ元気になったという方もいるとは思うのですが、自分の体力と重ねてみると、きっとわたし以上に大変なのでは・・・自分がそういう立場になってみて、妙に心配するようになりました。

少人数で、檀上に上がることなく、認知症カフェや座談会などゆったりした気持ちで当事者の声を伺うほうがいいのかなと、最近は思ったりもします。それかVTR出演とか・・・。何かを伝えたいという、その目的意識の強さが、疲れなんて吹っ飛ばすのかもしれませんが、本当のところはよく分かりません。

ラムネなんて何年も食べてなかったのですが、コンビニでも大粒ラムネ売ってます。ラムネも砂糖で出来ているものと、ブドウ糖で出来ているものがあるので、ブドウ糖のものを選びましょう!

講演終わりに何か食べてたら、ラムネ食っているな、くどひろはと思ってください。思わず箱買いしてしまった。

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか