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認知症治療薬の違いや使い分けを家族も勉強しないとダメ!

このタイトルですが、先日コウノメソッド講演会に参加した時に、河野先生が講演されていた言葉をそのままタイトルにしてみました。(コウノメソッドについてよく分からない方は、このブログの右側タグ ”コウノメソッド” をご覧ください)

コウノメソッドにおいては、認知症の患者を守るのは家族であり、介護者である と位置づけています。”医者の指示どおり、用法・用量をよく守ると、患者は死ぬ” とまで言っています。これは認知症という分野において、医師の不勉強が多いためです。わたし自身もそういう不勉強な医師を経て、いまがあるのでホントそうだよな~と実感してます。

自分のためのアルツハイマー型認知症のお薬の勉強なんですが、ご興味ある方も多いと思うので、ここは素人目線でブログに残しておきたいと思います。各お薬名称が2つあります(括弧つきと括弧なし)が、これは先生方が製品名であったり、一般名称であったり混在して使われます。一瞬、『ん??』ってなるんですが、両方覚えておくといいです。

記憶に関係する脳内物質 『アセチルコリン』 を増やすお薬3種類

アリセプト(ドネペジル)

1999年に最初に登場し、最もメジャーなお薬で、ゼリー状のものもあります。コウノメソッドでは、”アリセプトはリトマス紙” と言っていて、例えばアリセプトを服用して、歩行障害が起きてしまったら、リバスタッチに変えてみたりと、この薬をテスト的に試してみて、患者さんの変化によって薬の量、薬の種類を変更していくようです。

認知症とこのお薬の関係はベルシェイプ(釣鐘状)と言われていて、あるところまで用量を増やすと効果があるものの、それ以上増やしてしまうと逆に悪化してしまうというものです。コウノメソッドはアリセプトの量も5㎎という単位ではなく、もっと微量な単位で調整をしていきます。調整しながら、患者に必要な量を探っていくことをします。

アリセプトの副作用で、河野先生の元を訪れた患者さんの写真を見ましたが、本当に怖いなと。無知な医者ばかりではないと思いますが、アリセプトの処方する量と、認知症の人の症状を見て変化を知る ということを、今後やっていかないといけません。

レミニール(ガランタミン)

2011年に登場。アリセプトよりも効き目が短いのが特徴で、1日2回服用が基本。(アリセプトは1日1回)基本はアリセプト同様、アセチルコリンを増やす働きがあるお薬です。河野先生の講演では、副作用として気持ち悪くなって吐くといった症状があるようです。2011年ってつい最近ですから、それまではアリセプトの独壇場。選択肢があるというのは、いいことです。

リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ(リバスチグミン)

2011年に登場で、貼り薬タイプです。認知症の人に薬を飲ませるっていうのは、結構大変です。本人が納得してくれればいいんですが、納得しないと介護する側のストレスが増します。また飲み薬ではないので、血中濃度が急上昇しない、すなわち副作用で起こる嘔吐が、貼り薬タイプなので軽減されるというメリットがあります。背中や上腕、胸などに貼ります。

ただ、かぶれてしまう人が25%いるということで、すべてにおいて一長一短があるというのが現状です。

メマリー(メマンチン)

2011年登場、これは中等度~高度の認知症患者に対して使用し、決して軽度の人向けではないです。副作用としてめまいがあったりしますが、河野先生は、場合によっては廃人みたいになるという事を言ってました。上記3種類から1つ選んで、さらにこちらも併用するパターンもあります。

我が家はアリセプトからスタートをしようとしてますが、今はコウノメソッドお薦めのフェルガード(米ぬかサプリ)のみの服用で様子を見ています。もうすぐアリセプトがスタートしますが、どうやって飲ませようかな~

今日もしれっと、しれっと。


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4件のコメント

私はアルツハイマー型認知症とパーキンソン病でいずれも初期ですが思ったよりずっと大変な病気で家族に迷惑をかけます。進行が早いので心配になりました

もっちゃんさま

コメントありがとうございます!

進行はいろんな方法で食い止めることができますよ。

認知症の方同士でネット上で語り合う場があります(下記です)、こちらでもっちゃんさんの思う不安な気持ちを話してみてはいかがでしょうか?

3つの会
http://www.3tsu.jp/

少しでも不安が和らぐきっかけになってほしいと思っています!

大変役に立つ記事です。私の母親アルツハイマー型認知症も初期に6年アリセプト→半年休んで、2年イクセロンパッチ→1年メマリー→現在漢方ヨクカンサン、でやって来ました。現在91歳。ショートステイ利用して在宅で療法やっております。

みなみもりはるさま

かなり前の記事ですが、今読んでも通用するお話でした。抗認知症薬は家族であっても全信頼ではなく、慎重に考えるくらいがちょうどよさそうです。

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ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(77歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか