まずは記事タイトル下の写真から。
こちらは、わたしが母のために作ったある日の夕食です。麻婆豆腐、餃子、うの花、ゼンマイと揚げの煮物。ちょっと本気を出してしまいました、ハイ。
認知症の母は嚥下障がいもなく、なんでも元気にモリモリ食べることが取り柄です。亡くなった父や祖母は食事介助が必要な時期もありましたが、母は介助の必要はありません。
料理も一応、ひとりでこなすのですが、料理上手だった母はもういません。冷蔵庫にあるものを、なんとなく炒めたり煮たりして、名のない不思議な料理を食べています。
先日、NHKニュース「おはよう日本」で全国放送された母のラーメン作りのシーンも、母が「数えるほどしかない」レパートリーのひとつでした。
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男性介護者を悩ませる料理
限られた料理しか作ることができない母なので、母と1週間生活を共にすると夕食のメニューが必ず重複します。朝はずっと同じメニューでもいいのですが、夕食も同じだとさすがに飽きます。
そこでわたしが母のために料理をするのですが、他の男性介護者と同じく、料理が苦手。結局、カレーばかりになってしまいます。
母の料理は認知症の進行防止のためだけにやってもらっているので、それはいけるところまでやってもらう。でも、何かもう1品だけ違ったものが食べたい・・・クックパッド先生に頼ろうか、それも面倒・・さて。
妻の入院がきっかけで買ったMUJIの冷凍食品
妻は膠原病で退院した直後、自分で料理もできないほど弱っていました。わたしも一瞬、料理の勉強をしようかと思ったのですが、すぐには身につかない。しかも、わたしは遠距離介護中なので、妻が都内でひとりになることもあります。
そこで妻に依頼され買ったものが、無印良品の冷凍食品シリーズです。これならひとりでも食事の準備ができると。妻は化学調味料、合成着色料、香料などが入った食材は、なるべく避ける人なのですが、無印良品の冷凍食品は化学調味料を使っていません。
冷凍食品を扱う店舗で購入し、妻とMUJIの冷凍食品を食べてみると、これが思った以上においしい!これは盛岡でも使える!
盛岡のうちの近所には無印良品がないので、ネットでとりあえず5000円分くらい、今後献立のレギュラーになりそうなものを注文。下の写真のようにクール宅急便でドカッと届きました。
ごめんなさい・・・記事タイトル下の写真はほぼ、無印良品の冷凍食品でした。わたしがイチから作ったとは、誰も思っていなかったと思いますが。
無印良品の冷凍食品をご紹介!
まずは「京風うの花」、そして「ぜんまいと揚げの煮物」。「化学調味料を使わず、素材本来の色や味わいを生かしました」と表面に書いてあります。
これを真水に入れること40分(20分~40分と書いてありましたが、わたしは40分水に浸しました)
餃子はフライパンに油をひき、冷凍餃子の上から水をかけて4分から5分蒸し焼きをすれば、完成です。
無印良品の冷凍食品の味の感想
京風うの花やぜんまいと揚げの煮物は、味がしっかりしていて濃いめだなという印象です。国産豚肉と野菜の餃子は、他の2品よりもあっさりめでした。どの冷凍食品も、わたしの中では合格です!
さらにお彼岸ということもあり、きな粉おはぎを母と食べました。
室温の目安が20℃~25℃で、2~3時間自然解凍すると・・
母はラーメン、そば、うどんなどを作ることができます。ちょっと物足りないときにおにぎりを作ることもあるのですが、そのおにぎりも無印の冷凍食品で売ってます。
この状態のまま、レンジでチンします。1個だと500Wで1分50秒、600Wで1分30秒だそうです。
食事の世話で失った自分の時間を冷凍食品で取り戻す!
普通に食事の世話をされている介護者はもちろんのこと、ダブルケア(介護と育児の両立)をされている方、息子介護で料理で苦戦されている方、介護と仕事の両立で料理を作っている時間がない方など、自分の時間が必要な方には本当に便利です。
この前も子育てしながら働く訪問看護師さんに、MUJIの冷凍食品最強説を訴えたばかりです。変な添加物が入ってなくて、しかもおいしい、お値段も手ごろです。すでにヘビロテ確定しました。
意外だったのは、わたしが家を空けた日に母が自分で解凍してひじきを食べていたことです。解凍方法など適当にやったと思うのですが、それでも食べられるので、これからはしれっと冷凍庫に常備しておこうと思っています。
冷凍食品も立派な在宅介護のツールのひとつだなと、わたしは思います。冷凍食品は添加物コッテコテだと勝手に思っていたのですが、やはり時代は進化していますね。
ちなみに最初の写真の麻婆豆腐だけ、丸美屋です。豆腐が余っていたもので・・
今日もしれっと、しれっと。
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