見守りカメラはとらえた!深夜の認知症の母の様子と大事なお知らせ

遠距離介護中は次々とネタが生まれるので、ブログに何を書こうか悩む必要がなくてうれしいです!

その日の母の深夜の行動

母の夕食は、だいたい17時~18時の間です。早すぎる夕食に最初は戸惑いましたが、今はむしろ自分のダイエットのためとプラスに考えられるようになりました。

夕食後、わたしはお風呂に入って、自分の部屋で髪の毛を乾かしたあとは、19時までの間にブログを書いたり、voicyの話を考えたりする時間にしています。わずか1時間ほどの自由時間ですが、隙間にやるべきことをやっておかないと、急に介護で時間を取られることもあるので、大切に使ってます。

その日は、20時30分まで母とテレビを見て、わたしは2階の自分の部屋に戻りました。なぜかその日は眠くて、21時に就寝。仮に母の物音で3時に起きたとしても、6時間寝れば十分なのですが、21時就寝は滅多にありません。

朝4時30分のガタガタッという地震の音で目が覚め、枕元にあったスマホの見守りカメラの映像で、1階の母の安否を、布団の中で確認しました。(恐ろしく寒くて、布団から出られない)

映像を確認するとき、「頼むから寝ていてくれ」といつも祈るのですが、母は地震前からすでに起きておりました。ガッカリ。

そのまま母の様子を見ていると、早朝から小さなプリンを食べ、食べ終わったカップに牛乳を入れて飲んでました。何やってんだ?と思いながら、2階の布団の中から出られないわたし。

牛乳を居間に持ってきたのはいいけど、コップを忘れたのでしょう。台所の室温を布団の中で確認したら4℃だったので、スマホで台所のファンヒーターをON。寒い台所を、急速に暖めにかかります。

この室温で母にウロウロされては、風邪をひく可能性があります。認知症で温度が理解できない母に代わって、こういったサポートも必要になります。

あまりに早すぎる朝食を不思議に思ったわたしは、台所のカメラの動体検知機能録画を、遡ってみました。カメラの前を通ったときだけ、映像がSDカードに録画されます。布団の中で、動体検知動画を確認していきました。そのスクリーンショットがこちら。

見守りカメラの動体検知のスクショ

21時に就寝したことが分かります。

次に0時3分、母の失禁を確認し、トイレに向かう様子が録画されていました。その後寝たのですが、0時57分に台所に現れた母は、なぜかリンゴをむいていました。リンゴをむき終わったあと、寝室で寝るかと思いきや、居間のコタツに行き、1時54分に就寝。今度は2時50分に起きて、居間でボーっとしていました。

5時からデイサービスの準備を始めていましたが、居間も台所も暖房はバッチリだったので、わたしはもう1度寝て6時に起床。90分前の朝食はすっかり冷えていたので、レンジで温めて1人で朝食を取ったのです。

朝食後に、カメラで失禁を確認していたので、汚れた下着やタオルをまとめて洗濯。その日は大雪で、デイサービスの送迎車が入ってこられるよう雪かきが必要だったので、雪の中、ゴミ捨て場まで行ったあと、そのまま雪かきをせっせと始めました。それでもまだ7時前。デイの送迎まで、まだ時間はあります。

雪かきを終え、居間に戻ったところ、エアコンがシーンっていってます。また、除湿か冷房のボタンを間違えて押したな!と思い、リモコンを探したのですが、どこにもありません。

母がデイに持って行くカバンの中を探したら、なぜか出てきました。たまにこういうことありますが、早朝からイベントが盛り沢山過ぎて疲れ、母がデイに行ったあとの昼寝で復活しました。

この話のポイント

この話の1番のポイントは、在宅介護中に見守りカメラを活用していることです。

遠くの親を見守るだけでなく、2階と1階でカメラを使ってます。認知症がだいぶ進行した親だからできることかもしれませんが、謎の行動の原因解明にカメラは活用できます。

寒い中、布団の中からエアコンやファンヒーターを稼働させられるのも、本当に助かります。途中温度計を見ながら、暖まってきたなとか分かります。

下の写真のリンゴは、母が夜中1時にむいたリンゴが酸化して、朝6時に撮影したものです。しっかり茶色になっていますが、息子のためにむいたんでしょうね。

酸化したリンゴ

翌朝、母は6時を過ぎても起きず、やはり前日の睡眠不足が影響したのでしょう。ゆっくり寝ていてくれて、ホッとしました。

大事なお知らせ

大事なお知らせを『続きはHuluで!』的な流れで、申し訳ありません!

2月4日(木)朝7時配信のvoicyで、お伝えしたいと思います。文字より音声のほうがいいと判断しました。介護者にも介護が始まりそうな人にも、有益な情報だと個人的には思ってます。最新回は、わが家の介護保険サービスのすべての解説です!

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか