10分で聴ける介護ラジオ放送中!

認知症在宅介護のモノ探し。電子レンジのアレのありか

先日、訪問リハビリをお願いしている理学療法士さんから、こんな連絡がありました。

理学療法士さん
電子レンジのターンテーブルがなくなってます!

作業療法士的な領域もカバーしていて、母の料理をリハビリに含めることもあり、その流れで電子レンジの異変に気づいてくださったようです。

母は、電子レンジでおかずやご飯を温めることはできます。ただ、温め時間や温度は全く気にしないので、ぬるくてもお構いなしです。

電子レンジの認知症介護あるある

これは認知症介護あるあるだと思うのですが、電子レンジの中からカビの生えたおかずが出てくること、ありませんか?

おかずを温めたのはいいものの、そのこと自体をすっかり忘れて、数日放置。台所がくさい、何のニオイだ? 最初の頃は鼻をクンクンさせていましたが、最近では電子レンジをすぐ疑うようになりました。

似たようなあるあるで、炊飯器のご飯を何日も放置するパターンもありますよね。あのニオイもキツイ。ちょっと前のことを忘れてしまうのでしょうがないのですが、今のところ対処法がありません。

認知症介護が始まってすぐは、こうしたハプニングに慌てますし、母を責めたりもしました。それで後悔して傷ついて、反省して、次から優しく接しようと心に誓います。

ただハプニングを1回、10回、100回と経験するにつれ、こうした葛藤もなくなり、次第に日常になります。母に指摘しても注意しても解決には至らないので、しれっとご飯を廃棄したり、電子レンジを掃除するだけです。介護歴9年目にもなると、介護者として成長しますね。

理学療法士さんの電話を受けたわたしは、「はいはい、いつものやつですね」という感じでした。

ターンテーブルのありか

ターンテーブルを片づける場所に、傾向があります。台所の細長い棚か、日用品を入れる押し入れのどちらかです。何年も探し続けると、アタリがつけられるようになります。

理学療法士さんに探してもらうわけにもいかないので、妹にLINEをして、後日ターンテーブルを捜索してもらうことにしました。依頼から3日後、妹が実家に到着。いざ、捜索開始!

片づけ場所の傾向を伝えれば、あっさり見つかるだろうと思ったら、これがなかなか見つかりません。もの探しやものとられ妄想は日常ですが、最近は規則性がありません。

傾向どおりにならない場合、最悪1週間、1か月のもの探しを覚悟しなくてはなりません。わが家で愛用中のキーファインダーがついたものならすぐ見つかりますが、ついていないと時間がかかります。

妹も自分の家に帰らないといけないので、ずっと実家にはいられません。今日は見つからないのか?そう思っていたところ、こんなLINEが来ました。

妹とのLINEのスクショ

わたしがLINEを読み間違えていたようです、冷蔵庫ではなく、冷凍庫でした。ターンテーブルをキンキンに冷やしてました、藤原竜也か!

母が大好きなレディーボーデンのアイスを冷蔵庫に入れてしまい、ドロドロに溶けるハプニングはよくあります。再び凍らせて食べるのですが、1度溶けたアイスはまずい!母は冷蔵庫と冷凍庫の違いを、理解できなくなったかもしれません。

キンキンに冷えたターンテーブルの上でアイスを練ったら、歌うアイスクリーム屋さん「コールドストーン」になるね~なんて言って、ターンテーブル騒動は終了しました。

今日もしれっと、しれっと。

にほんブログ村 介護ブログへ
【10分で聴ける音声配信】 → 『ちょっと気になる?介護のラジオ』

【重版3刷しました!】
近距離、遠距離に関わらず、親と離れて暮らして介護している方やこれから介護が始まる方に向けた新ジャンルの本です。図表とカラーで分かりやすく仕上げ、多くのメディアに取り上げられました。

6件のコメント

こんにちは。
ウチは冷蔵庫の卵ケース(卵置き場?)が消えたことがありました。
発見されたのはダイニングテーブル下にこれでもか!と置かれていた
訳のわからない物たちの奥の方。
わざわざそんな奥にしまわなくても・・・でした。
物をどこかに移動させてしまう、ルールが有りそうで無い。(笑)

alohaさま

卵ケースですか!
うちは冷蔵庫の中で卵を割ってしまって、掃除しないで卵で汚れていることは結構あります。あれほどキレイ好きだった母もお構いなしです。

電子レンジのターンテーブルが…
この時点で 爆笑してしまいました…
ごめんなさい…
コレ どこでも 無くなるのですね!
ちなみに、うちは、食器棚の大皿の下
でした…。
うちの母が、無くす変わったもの…は…
台所では…… このあいだ 三角コーナー
が…… 倉庫の除草剤のヨコから……
植木鉢に 見えたんでしょうね……。

古賀としおさま

笑って頂けてうれしいです!

食器棚の大皿の下なら、皿と認識したのかもしれませんね。三角コーナー、そんなところにあったとは!

冷凍庫ですか!なかなか思いつかないですね(笑)
うちは最近財布の中から万札だけが消えます。
すごくお金は大切にする人なのですが…
実は今日も消えました。2回目です。
だからあたりをつけられるほど経験を積んでないのでありかはさっぱり…です。(キーファインダーもつけられませんし)
1回目は本の間に挟んでました。
実家に帰ったら今日は宝探しします!

まあさま

うちもお金はよく消えます。
2万、3万くらい持たせると不安になるらしく、1か所でなく分散させます。分散させた結果、どこかへ消えます。わたしも宝探し感覚で、1万円みっけ!みたいなことやってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(77歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか