ケアマネジメント・オンラインと朝日新聞が運営する「なかまぁる」の調査による、認知症の人の新型コロナワクチン意向のアンケート結果と、わが家のワクチン接種への考え方のお話です。
認知症の人のコロナワクチン接種意向アンケート
わたしが読んだアンケート(概要)は、主に認知症の人に接するケアマネさんや介護家族が回答したものです。認知症の人のワクチン接種については、
新型コロナウイルスワクチンを「打つ」という接種意向のある認知症の人は全体の58.6%、「まだ分からない」が24.6%、「打たない」が16.8%であるという結果となりました。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000096.000012000&g=prt
この数字を見た最初の印象は、ワクチンの不安を感じている人が41.4%もいると。そして、わが家のような困ったコロナ禍の認知症介護にはなっていないのかなと。
母には、ワクチンは打ってもらおうと思っています。理由は、新型コロナウイルスの流行を母が理解していないからです。例えばデイサービスの送迎車の中で、無意識のうちにマスクを外し、家に着いたときにはマスクを着用していないことが何度もあり、ゾッとしました。
コロナの話、感染対策の話を何度も言ったり、お願いしたりした結果、母はなんとなくマスク、手洗い、うがいをしてくれていますが、感染対策は不十分です。この遠距離介護生活では、残念ながらこれが限界です。
かといって、デイサービスに行かないと、生活不活発や更なる認知症の進行の恐れがあるので、うちは覚悟して「行く」選択をしています。感染者数が比較的少ない岩手県だからできる部分もありますが、要は危なっかしいのです。
ワクチン接種でこの不安要素がかなり減るはずで、母にはなんとかあと少しだけ頑張って欲しいと思ってます。
さらに、ワクチン接種意向が分からない・打たないという方の細かいデータがあり、そちらを引用します。アナフィラキシーショックや血栓の報道で、不安なのかなと思う内容です。
認知症の方の身近で、その生活を支えている家族やケアマネジャーが、認知症の方にワクチン接種を勧めるかどうかを見てみます。ワクチンを「打たない」「まだ分からない」と答えている方の家族とケアマネジャーのうち、接種を勧めるという家族は25.2%でした。ケアマネジャーでは43.0%でした。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000096.000012000&g=prt
ワクチン接種のスケジュール
岩手県(盛岡と一関を皮切り)では4月12日から、65歳以上の高齢者が始まるそうですが、施設入所者と長期入院患者が優先されます。なので、母はちょっとあとで、わたしが次回帰省する4月末~5月中に、うまくいけば自分の付き添いでワクチン接種ができるかもしれません。
もちろん付き添いのわたしが東京からなので、付き添い禁止になるかもしれませんが、付き添いは何とでもなるので、母には打ってもらいたいと思います。
わたし自身は基礎疾患もないので、今年の秋か冬か分かりませんが、その頃にはワクチン打っているのかな?それまでは帰省前に毎回PCR検査を受け、PCRだけでは不安なので、健康観察をホテルでやる遠距離介護を続けます。
この不自由な遠距離介護生活は、まだまだ続くんだな~。コロナ禍で往復できているだけで、よくやっていると言われますが、でも……。
音声配信voicyは、介護仲間の作り方のお話です。皆さんはどうやって介護仲間を探してますか↓
今日もしれっと、しれっと。
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