7/16(金)に放送された、Eテレ『あしたも晴れ!人生レシピ』。わたしが出演した回の再放送が、7月23日(金)午前11時からあります。
番組の中で、認知症の母に音声で予定を知らせる、わが家のスマートスピーカーが出てきます。2年半前から愛用していて、そのときのブログ記事がこちらです。
実は放送内容より使い方がパワーアップしていて、どう変化しているかをご紹介します。認知症介護への応用
母は、1分前のことをすぐ忘れてしまいます。母の予定は壁掛けカレンダーに1か月分書いてあって、それを何度も見て行動するのですが、カレンダーを見ても忘れるし、曜日も間違います。
そこで曜日が大きく表示される電波時計を買って、デイサービスでない日に準備する母を止める仕掛けを実施していますが、それでも忘れてしまうので、繰り返しのアラートが必要になってきました。
その繰り返しのアラートが音声で、そのアラートを実現するためのツールがスマートスピーカーです。改めてどういう仕掛けで、母に今日の予定を「自動で」お知らせしているかというと、
- スマートスピーカーを購入(ネット環境必須、わが家では2000円で購入)
- 母専用のGoogleカレンダーアカウントを作る
- 母のカレンダーに、ヘルパーさんやデイサービスの予定を入力
- カレンダーで繰り返し設定にすれば、同じ曜日に同じ予定がコピーされる
- Google homeアプリで、スマートスピーカーが自動で話す時間の設定する
なんとなく使っていた感じでしたが、認知症の進行とともに重要なツールになってきました。最近注意しているのは、スピーカーに言わせる文言の内容です。
before:「今日はデイサービスの日です」
after:「今日はデイサービスに行く日です。ヘルパーさんが来て伝票を書かないといけないので、部屋で待っていてください」
母はヘルパーさんが来る前に、外に出ようとします。わたしが東京から見守りカメラで確認して、あまりに早すぎる準備を止めているのですが、スピーカーでも何度も音声を流します。
朝だけで6回、ほぼ15分おきに自動で音声が流れます。前は3回でしたが、今は倍にして、さらに増やそうと思っています。
するとデイサービスの準備をしていた母がスマートスピーカーの音声を聞いて、デイの準備を止めてテレビを見始めたのです。うまくいくこともありますが、完全ではありません。
というのも、音声が流れるタイミングで母がスピーカーの近くに居る保証がないからです。なので何回も流すようにしているのですが、おかげで電話する回数が減りました。
要は伝える内容がより細かくなり、音声の回数がどんどん増えているのです。
スマートスピーカーの認知症介護活用法
母の昼夜逆転防止に使っている記事は、以前書きました。
他には自動で音声を流すだけでなく、マニュアルでスピーカーから音声を出すこともあります。見守りカメラに母が映っているとき(=居間にいる証拠)、東京のスマホのボタンをタップすると、今日の予定を言い出します。それを聞いて、母がデイの準備を止めることもあります。
もしEテレを見た、あるいはこれから見る方はぜひ、番組最後に出てくるロボットの音声と、うちのスマートスピーカーの音声の違いを見てください。きっと、わが家の音声のほうが違和感なく、なめらかだなぁ~って思うはずです。機械っぽくない、普通のしゃべりなのです。
音声配信voicyの最新回は、父の亡くなる直前にわたしが取った信じられない行動です。人によってはひいてしまうかも??↓
今日もしれっと、しれっと。
こんにちは。
Eテレ拝見しました。スマートスピーカーの音声とても良いですね!ロボットの声より聞きやすかったです。
実家のネット環境が(通信費の負担をどうするか)解決すれば、購入したいと思います。
sakoさま
Eテレありがとうございます!
スマートスピーカーを介護で使っている方はそんなに多くないかもですが、スマートディスプレイを使ってテレビ電話など使っている方はチラホラいるかもしれません。