自粛生活の長期化で大きく変化したメガネとコンタクトの使い分け

本日、7月16日(金)20時~ NHK Eテレ『あしたも晴れ!人生レシピ』に出演しますので、お時間ある方は見てください。

新型コロナウイルスの影響で続く自粛生活が影響して、メガネとコンタクトの使い分けが大きく変わってしまいました。

メガネとコンタクトの使い分け

コンタクトレンズは高校生の頃から使い始め、かれこれ30年くらい使い続けています。わたしの視力は、ここ15年くらいは右眼が0.02、左眼が0.04で、これ以上もう悪化しないだろうというレベルで安定しています。

3年くらい前までは、朝起きたらコンタクトレンズを着用して、そのまま寝る前までコンタクト、寝る直前にメガネという生活を続けていました。

人に会う時はコンタクトレンズで、メガネで誰かに会うのが恥ずかしいと若い頃思っていたのと、2週間使い捨てコンタクトレンズだったので、1回使い始めると2週間使わざるを得ないこともあって、コンタクトヘビーユーザーでした。

2週間タイプは安くていいのですが、コンタクトの毎日の洗浄が面倒だし、保存液も必要になります。ある日、お高い1日使い捨てコンタクトレンズを使ったらどうなるか費用の計算をしてみたら、使い方次第で2週間タイプよりメンテがラクで、安くなることが分かりました。

そこからは基本はメガネで生活し、誰かに会う時だけ使い捨てコンタクトレンズを使うようになったのです。いつも3か月分(90枚入り)を眼科で購入し、たまにしかコンタクトを使わないので、結局1年くらいで使い切る感じになっていきました。

ところが新型コロナウイルスの影響で、とにかく人に会いません。外出もしません。コンタクトを使う機会がめっきり減ってしまい、1年半くらいほぼメガネで生活していました。

コロナ禍のコンタクトの使用は、岩手の実家に帰って通院でレンタカーを運転するとき、都内ではオンラインで取材を受けるとき、美容室へ行くときぐらいだったので、コンタクトレンズの在庫がほとんど減りません。

こんな生活がまさか1年半以上も続くと思っていなかったので、すっかりメガネに慣れてしまったのです。

コンタクトに違和感

たまにしか使わないコンタクトに慣れません。度数は問題ないのですが、目がついていかずに頭痛を伴うことがあります。その頭痛が怖いので、本当に必要な時間帯だけコンタクトをして、すぐメガネにするようになりました。

メガネは老眼用ではない、ふつうのメガネです。パソコンなど近くを見ている時間が長いので、0.8くらいのゆるい度数にしています。一方、コンタクトは車が運転できるよう、両目で1.0くらい見えるように調整しているので、その差で頭痛がするのかも。

あるいは純粋に老いのせいで、コンタクトについていけてないのかもしれません。自粛生活がこんなところにも影響するんだなぁというお話でした。

いよいよ来週は、ワクチン2回目の接種。体調を崩す前提で、あらゆる仕事を今週末に仕上げます。

音声配信voicyの最新回は、親を呼び寄せるときに考えて欲しい2つの不安のお話です↓

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

8件のコメント

こんにちは。
普段は裸眼で生活しています。
以前はコンタクトレンズを使用していましたが、老眼が進み手元の作業がつらくなったのでコンタクトは止めました。裸眼でも0.7くらいはあって、車の運転の時のみ眼鏡を使用していました。

コロナ渦になり、外出時は眼鏡を使うようになりました。
ウイルスが眼球→鼻涙管→喉と一気に流れ、感染の可能性があるからです。(目薬を使うと苦みを感じるのはこのコースを通るから)
夫は医療従事者ですが、職場でコロナ陽性者が出た時「マスク+ゴーグルのセット装着が無ければ濃厚接触者と判定される」と言ってました。

眼鏡はゴーグルに比べると効果は落ちますが、防御効果は認められています。
外出時には眼鏡(伊達眼鏡でOK)をお勧めします。

おじゃるんさま

新型コロナウイルスの情報、ありがとうございます!
日常生活を取り戻せるようになったら、少しずつコンタクトレンズが増えていくと思っております。

くどひろさん、お久しぶりです!
Eテレ出演拝見しました。お元気そうで何よりです。たまたま主人も一緒に見てたのですが、SwitchBotの動きに感心していましたよ。

私は10数年前にドライアイが酷くなり、高校生の時からのコンタクトをやめました。眼科の先生も、どんなに高性能のコンタクトでも目には負担になる、と言ってましたよ。便利ですけどね。

母は入居して一年過ぎ、特にトラブルなく過ごしています。入居してからガラス越し面会オンリーで、数える程しか帰省してませんが、それでも何とかやっています。

前の記事のコメントについてですが、家族が遠距離でも受け入れてくれる施設はあるので、時間のある時にこそ探しておくと良いと思います。私も一回目は急いで探さざるを得なかったのですが、失敗してしまいました(3週間で退居)。
施設は家族の近くよりも、地元の方が本人にとっても良いと私も同意します。スタッフの方や他の入居者と言葉が違ったり、共通の地元の話題がないと、交流も難しくなり本人の居心地が悪くなると思うのです。

みーしえるさま

ご無沙汰しております!Eテレ、ありがとうございます。

確かにコンタクト、負担になりますよね。でもメガネより周辺が見やすいので、今後も手放せないかもです。

voicyのコメントについてですね。3週間で退去、何があったのかすごく興味があります。

結論から言えば、母との相性が悪かったという理由です。
母は認知症はなく、不安神経症(高齢者うつ病)とそれによる不定愁訴(頭痛、不眠など)が主な問題でした。具合が悪くなると救急車を自ら呼び→入院を数回繰り返す、という状況です。
結局「一人暮らしはもうしたくない、施設に入りたい」という本人の訴えもあり、退院も迫られてたので、急いで探すことになったのです。
最終的に、当時母が信頼していた医師が開業した病院に近く、オープンしたてで設備が新しく、すぐ入居可能で、予算もクリアしたサ高住を選びました。
ところが、入居して直ぐ「具合が悪いのに病院に連れて行ってくれない」「話し相手がいなくてやることがない(少人数の施設だったので)」「(認知症の)他の入居者が部屋に急に入ってくる」と母から不満が出て、精神的に酷くナーバスになってしまい、再入院。そして退院してもその施設に戻るのは無理そうだと、医師/ケアマネ/ソーシャルワーカーとの打ち合わせで結論が出て、退去することにしたのです。

その後転院し、母が落ち着いてきた頃に病院から退院の要求があり、ケアマネから「介護付き施設を探しましょう」とアドバイスにを受け、現在の施設を選びました。介護付きだと神経症による体調不良の訴えにも、すぐ対応してくれます。母にとって、いつでも話しを聞いてもらうのが1番大切な事のようです。
ちなみに申し込んでから入居まで約1年かかりました。なので退院を急かされていた為、数ヶ月間老健に入ってました。その老健は居心地悪くなかったようです。
以上が入居の顛末です。

実情は知りませんが、入居先を途中で変えるケースは意外と多いのかもしれませんね。
参考まで。

みーしえるさま

詳細を教えて頂き、ありがとうございます!
サ高住は極端な言い方をすれば介護を必要としない人向け、プライベートも確保された賃貸住宅ともとれるので、お母さまとマッチしなかったかもですね。
老健でつないでの施設入居、大変だったと思います。

状態変化による入居先の変更とか、そもそも施設の種類をよく分かってなかったみたいなケースもありますよね。参考になりました!

くどひろ様

久しぶりにコメントさせていただきます。
私の近くの賃貸アパートに母を呼び寄せた時には、認知症はあるものの結構しっかりしていたので「第二の人生やね」とか言いながら引っ越してきました。
ところがやはり母には環境の変化がつらかったようで、みるみる内に認知症が悪化してしまいました。介護者である私の精神状態も悪くなり、いわゆる介護うつになってしまいました。

認知症のグループホームはどこも満室で、空き待ちだけしてとりあえずサ高住に入居しましたが、先のコメントの方のように、母には合わず、周りの入居者さんにも迷惑をかけるようになりました。
困っていたら、空き待ちしていたグループホームからお声がかかり、やっとのことでグループホームに入居することができました。
入居して2週間になりますが、(一年以上落ち着かなかった母が)日に日に落ち着いてきていると報告をいただきました。どんなにその報告が嬉しかったことか!
やっぱり認知症はその人の問題というよりも、周りの人の対応の問題なのだと痛感しました。

くどひろさんのブログをもう少し早く知っていたら、私の近くに呼び寄せることもなかったかもしれないですが、後ろを見ていても仕方がないので、これからはグループホームに入った母と楽しく関わりたいと思います。

まあさま

グループホームに入居できて、しかもお母さまも落ち着いてきたのですね。よかったです!
おっしゃるとおり、周りの人の対応はかなり影響すると思います。なので、わが家では見守るわたしは不安な部分もありますが、ほぼひとり暮らしの母なので自由気ままにやっています。わたしが帰省したほうがストレスになるかもしれません。

はい、わたしも常に前を向いております!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか