改めて『体技心』だなと思った話

3か月ぶりに、スポーツジムへ行き始めました。今までジムに行かなかった理由は、

  1. 東京都のコロナ感染者数が多かった
  2. 高齢の母の介護と基礎疾患のある妻が近くにいる
  3. 新刊の執筆と発売後の販促に追われていた
  4. 母の白内障の手術で、スポーツジムは控えるように言われていた

②はどうしようもないのですが、これまでもコロナが落ち着いてきたタイミングでジム通いはしていました。久しぶりに体を動かしてみて、改めて「心技体」ではなく「体技心」だなと思ったわけです。

体技心の引用

自分の本の中でもこの話は引用したのですが、プロ野球の元監督で三冠王の落合博満氏の言葉を解説している記事を引用します。

体力を持つ選手が技術を身に付ければ、試合の中でピンチになっても動じずに済む。しかし技術がなければ「どうしよう」と狼狽してしまい、相手との勝負の前に自分に負けてしまう。だから体力があれば技術が身に付くし、技術があれば、心が動じずに平常心で戦えるという理屈だ。

引用元:https://tenro-in.com/mediagp/188178/

これはスポーツの話ですが、スポーツ選手ではないわたしも全く同じです。体力があれば、仕事も介護も忙しくても、気合いで乗り切れます。忙しいはずなのに、どうやった介護がもっとラクになるかを考える技磨きもやります。そして平穏な心も保てます。

わたしは定期的に運動をしていないと、気持ちが乗りません。おそらく20代の頃から、仕事でストレスがたまったら運動で解消するようにしていたので、その習慣が影響しているのかもしれません。

3か月ぶりにジムへ行って体を動かしながら、何とも言えない楽しい気分になりました。いろんなものから解放された実感が急に湧いてきて、心の中でウォーって。

とはいえ、コロナ禍のジムはフルメニューではありません。ランニングなどの有酸素運動をするとジムの滞在時間が長くなって、ひょっとしたら感染するかも? と未だに警戒しているためです。そろそろ心肺も鍛えたいので、いつ解禁しようか悩んでます。

今目の前にある課題

久しぶりのトレーニングで筋肉痛が心地いいのですが、直近のブログ記事のとおり、介護面では課題が山積しているので、体力をつけて元気にクリアしていきたいところです。

そして今、目の前に立ちはだかっているのが、確定申告とインボイス制度への対応です。これまでお仕事をした取引先から、インボイス制度どう対応するかのアンケートが次々と届いてます。

2022年の1年分のレシートや源泉徴収票と格闘中です。とはいえ、本を書くみたいにめちゃめちゃ頭を使うわけではなく単純作業なので、何日かやっていれば終わります。その目途もだいたいついたので、やっと年初からの忙しさから解放される予感です。

2021年はコロナの影響を思いっきり受け、非課税世帯になってしまうほどの地獄を見ました。2022年は仕事が少し復活したので、2021年ほどの地獄にはなっていません。それでもまだコロナ前の水準には戻ってないですね。

母の介護の課題がクリアになって、わたしの仕事も戻ってきたら最高なんですけどね。地道な発信を今後も続けて、仕事につなげていきたいです!

音声配信voicyの最新回は、介護のテレビリモコンの話ですがちょっとしたコツも話してます↓

今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか