能登地震のニュースを見ながら考えていること

わたしのそばには、瞬間の記憶でしか生きられない認知症の母がいます。

新年から大きな自然災害や事故が続き、改めて東日本大震災の頃を思い出しています。東京に居る今はよくニュースを見ていますが、遠距離介護で岩手の実家に帰ったらあまり見ないようにすると思います。

理由はニュースを見て、認知症の母が毎回初めて見るかのような反応をするからです。どこで? いつ? 大変だ! と何度も言い、いつも以上に介護が大変になります。こればかりは、やむを得ないのですが。

番組表を見ながら、チャンネルのコントロールが必要です。親族が被災地近くで暮らしていて気になるので、自分の部屋のパソコンやスマホでニュースは見るつもりです。

家の荷物の整理を加速させないと!

2021年、2022年と東北新幹線が不通になるほどの地震を経験してから、かなりゆっくりとしたペースで、実家の天井裏の荷物を整理し続けています。この重い荷物が、地震で1階に落下したらやばいと思っているからです。今回の地震で、整理のスピードは加速しそうです。

本当は耐震基準を満たしていない、昭和42年築の家自体を何とかしないといけないのですが、このあと誰も住まないかもしれない家に(住むかも?)、どれだけお金をかけるのか? できることなら最小限の費用で逃げ切りたいのですが、耐震工事はお金がかかります。

宝くじ頼みのリフォームは考えていますが、宝くじはそうは当たらないですね。改めて健康で、日常生活を送れることの大切さを噛みしめながら、2024年を過ごしていきたいと思います。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか