確定申告は大変、でも仕事の成果がお金ではっきり分かる瞬間でもある

個人事業主であるわたしにとって、今回の確定申告はいつも以上に面倒です。インボイス制度が始まり、今までは免税事業者でしたが、課税事業者となったので消費税の計算&納付が必要になりました。

取引先から課税事業者になりましたか? と何度も聞かれる

個人事業主の割に取引先が多いのは、単発のお仕事が多いからかもしれません。本やコラムなどの執筆のお仕事、講演、取材を受けるなど、毎年新しい取引先が増えていきます。昨年は過去に取引のあった会社から、

「課税事業者になった場合は、登録番号をお伝えください」

の書類、アンケートが大量に送られてきました。わたしは昨年の早い段階で課税事業者になっていたので番号通知をしましたが、あれだけ送られてくると課税事業者にならないといけないというプレッシャーを感じる方もいるかもです。

YouTubeのおかげで確定申告もスムーズ

青色申告をしているので、複式簿記で仕訳をしています。これによって控除額が大きくなりますが、仕事も売上も増えると当然仕訳の数も増えます。毎月きちんとやっていればいいのですが、いつも1年分まとめてやるので、時間がかかります。

税理士さんにお願いすると月数万円はかかりますし、自分くらいの仕事量ならお願いするまでもないと思って、すべて自分でやっています。

確定申告は毎年微妙にフォーマットや制度の変更があって、本当に助かっているのがYouTubeです。わたしは税務署に行かずにe-taxで書類を提出していますが、新しい税制についてや入力方法を税理士さんたちがこぞってYouTubeで説明してくれているのです。

今回新しく加わった消費税の計算もさっぱり分かりませんでしたが、何本かYouTubeの動画を見て、すぐに理解できました。

その際に、令和3年の売上を入力する必要があるのですが、当時の売上は令和5年の3分の1以下。補助金で何とか生活できたものの、振り返ると本当にやばい年でした。わたしの仕事は仕入はほとんど発生しないし、在庫も持たないので、コロナ禍でも生き残れたところはあります。

確定申告の作業自体は面倒で何も面白くないのですが、自分の仕事が金額を通じて可視化されるので、そこだけはいつも面白いなと思っています。

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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか