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危険だったので洗濯機を買い替えるしかなかった!

危険だったので、実家の洗濯機を買い替えました。

これまで使っていた洗濯機は、わたしが社会人1年目に購入したものなので、おそらく30年近く使いました。特に故障したわけではないのですが、あるニュースを見てゾッとして、妹と相談して購入を決めました。2025年1月にあった、そのニュースがこちら。

大阪市天王寺区のタワーマンションで18日早朝、住人2人が死亡した火災で、脱衣所の洗濯機の本体が溶けるほど激しく燃えていたことが同日、大阪府警天王寺署への取材で分かった。同署は洗濯機が火元で、漏電といった電気系統のトラブルが発生した可能性も視野に、詳しい出火原因を調べている。同署によると、脱衣所の洗濯機付近が焼け、死亡した2人もその近くで倒れているのが見つかった。洗濯機はドラム式とみられるが、本体部分の一部が溶けて形状が変わるほど激しく損傷していた。洗濯機が20年近く使用されていたとの情報もあるという。 

引用元:https://www.sankei.com/article/20250118-XMPIZLYN3FILFCZZZ24JIW7CTE/

洗濯機の標準使用期間は7年、うちは30年。しかも在宅介護で、認知症の母が何百回もトイレットペーパー、尿パッド、リハパンを洗ってきた洗濯機なので、とても標準使用とは言えないひどい使い方をしてきたのです。

約30年ほど使ったNational製洗濯機

母が介護施設に入るかもしれないし、このまま在宅でいけるかもしれない。そんな微妙な状態で洗濯機を買うのはどうかと思いましたが、家電量販店で安かった4.5kgの昔ながらの縦型洗濯機を買いました。しかし30年も経っていたので、ただ購入というわけにはいかなかったのです。

実家が古くて防水パンがない!

洗濯機のサイズを測っていた際、ある大切なことに気づいたのです。うちの実家、古すぎて防水パンがない!洗濯機の受け皿みたいなものですが、東京の家にはあります。

排水ホースを洗濯機の下にあった穴に無理やり差してあって、ホースは折れ曲がっているし、いつでも漏水しそうな状態でした。家電量販店で防水パンの設置もお願いしようと思って聞いたら、それは対応していないとのこと。

やむを得ずネットで盛岡の水道業者を探して、見積もりを取るとなんと55,000円。32,000円で買った洗濯機より高い!他の方法を聞いたら、排水ホースと穴をつなぐ部品があるとのことでそちらを購入しました。

しかし設置業者が来たら、この部品はいらないと。ホースは抜けないから大丈夫と言われ、結局部品を買って損してしまいました。洗濯機本体は3.2万円なのに、運送費やリサイクル料金などで4万円ほどに。

本当にいつ介護施設に入ってもおかしくないので、あまり家にはお金をかけたくありません。それ以上に火事が怖いので決断しました。新しい洗濯機はわたしとヘルパーさんしか使わないので、きっと長持ちすると思います。

母が洗濯機のフタを開けて、中に汚れたリハパンを入れる可能性があるし、今はもう無理かもしれませんが、そのまま洗濯をする可能性も1%くらいあるので、しっかりベビーガードはつけました。

横にある洗濯カゴに入れられるようにしてあるので、そちらに汚れたリハパンは入れてもらいましょう。ブログを読むと、2年前の母は洗濯機を間違えながらも操作できていたんだなぁ……。

安かったら何でもいいと思って買った東芝製洗濯機

今日もしれっと、しれっと。


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2件のコメント

電化製品問題…
うちは先日、火災報知器、電気ポット。
今は来年製造中止になる蛍光灯問題もあり…
10年経つと一気に交換時期がくる…

頭が痛い問題ですね。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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