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遠距離介護をコロナ前のペースに戻すことにした

新型コロナウイルスの感染拡大前は、2週間に1回くらいのペースで盛岡と東京を行き来していました。母の認知症はまだ軽度~中等度でしたから、もうちょっと少ないペースでもよかったかもしれませんが、当時はそれが正解だと思ってやっていました。

しかしコロナ禍に入り、東京から岩手に通いづらい空気になってからは2か月東京に居て、1か月は盛岡に居る、そんな遠距離介護生活を送っていました。

コロナのピークが過ぎたあとは、この間をとって1か月のうち10日~2週間くらい、盛岡に帰るようにし、交通費も節約できました。しかし最近の母の状況から、このペースを見直すべく動き出しました。

遠距離介護のペースを変える理由

1番の理由は、先日ブログ記事に書いた母の不穏な行動です。

記事を書いたあとも母の様子を見ていたのですが、状況は変わっていません。お泊りデイで2泊して自宅に帰ってくると、ゴミ箱を隠して、居間の座布団を全部片づけて、コタツコードを力ずくで抜こうとした日がありました。

理由は未だに分からないのですが、不穏な行動はお泊りのあとと決まっています。じっとしている時間が長くて、その反動が家に帰ってくると出るのかなと推測しています。

そこで、母のお泊りデイの回数を2泊から1泊に減らします。これで母の不穏な行動がおさまるかどうかですが、まずはやってみないと分かりません。お泊りの回数が減ると、ケアプランの見直しが必要で、こちらは今ケアマネさんに調整をお願いしています。

通っている2か所のデイサービスの回数調整、ヘルパーさんのデイ送り出しの追加などがあり、特にヘルパーさんの調整が難しいようで、いつからスタートできるかは決まっていません。目標は4月を予定していますが、ダメなら5月でもいいと思っています。

あとはヘルパーさんに朝の失禁処理をお願いしていますが、時間がない中でお洗濯とか間に合わない日もあります。リハパンの変更をするつもりですが、リハパンを履かないこともあり、尿漏れを完璧には防げません。

わたしが頻繁に行き来すれば、そのフォローも可能になります。遠距離介護のペースは、コロナ前の感じに近くなると思います。

遠距離介護のペースを変えると交通費は増えますし、お泊りが減ればわたしの見守りの負担も増えます。ただお泊りが減れば介護費用も減るので、それを交通費に充てるつもりです。

わたしの生活リズムも変わるので、自分も母もどう変化するのか?

今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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