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2013年の自分の介護生活を振り返る

2013年という年は、一生忘れる事のできない年になる!

それほどいろんな事が、一気に起きました。

会社を辞める

2012年末に祖母の子宮頸がんが見つかった事から介護が始まるんですが、同時に母が病院の手続きができなかったり、言動がおかしかったりということが発覚しました。認知症かな?って思ってはいたんですが、はっきり現実となったのがこの時でした。

「祖母と母、2人を遠距離で介護するとなると、こりゃどうにもならないなぁ~」 

これが最初に思ったことで、辞表を提出することにためらいは全くなかったです。3か月ぐらいは仕事との両立も考えたんですが、会社の体質上であったり、管理職ということもあって、両立は厳しいとすぐ判断しました。

誰にでもこういう可能性ってあるんですよね、いきなり介護がやってくるってやつ。わたしは1度、別居中の父が倒れた6年前に予行演習していたので、意外と冷静に対応できたんですが、介護であっさり会社を辞めるって判断する人は相当少ないでしょうね。

コウノメソッドに出会う

認知症治療は、最初はかかりつけ医を頼りにしていたんですが、かかりつけ医の対応に疑問を感じました。それで大病院に行ってはみたものの、これまた対応に疑問。もうだめか・・・って思っていた時に、コウノメソッドを発見。さらに近所にコウノメソッド実践医があって、そこに母を通わせました。

2013年一番のヒットは、このコウノメソッドに出会ったことです。先生、看護師さん、みなさん素晴らしく、今の母の安定があるのも、このメソッドのおかげと思っています。でも見つけるまでに3か月間、いろんな病院の先生と話しました。その見つける時の話が、ブログアクセスの1位になっています。

祖母が亡くなる

2013年11月4日、子宮頸がんで亡くなりました。90歳でした。死因はそうなっていますが、実際は 「認知症」 が大きく関わっています。認知症で病院内を徘徊した際に、ベッドから転落して大腿骨骨折。骨折後はリハビリの意味が分からず、寝たきりに。そのまま体力が消耗していって、ガンとの戦いもあったとは思いますが、老衰でなくなりました。

余命半年と先生には言われましたが、1年生きることができました。年齢も年齢ですし、余命の倍生きたのでよかったんですが、骨折していなかったら、2年以上は生きたんじゃないか?って、今でも思う事があります。23年別居中の父が葬儀に現れたブログ記事も、不思議と人気がありました。

介護ブログ始める

2013年3月から、「40歳からの遠距離介護」 というブログをスタートしました。今まで立ち上げたブログの中で、最も短期間でたくさん投稿したブログになりました。そのおかげもあって、アクセス数も多くなって、ブログを更新するモチベーションにつながりました。ありがとうございます!

年内はあと1本、ブログ更新できたらと思っています。


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これから親の介護が始まるかもしれないと不安に感じている人に向けた入門書です。目次や本の内容はAmazonに掲載されています。

 

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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