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【認知症】 「ピック病」 介護者の5つの対応・対処法

うちの母(70歳)にピック病の可能性がある! と言われてから、慌てて 「ピック病」 の勉強を始めました。前回はピック病そのもののお話でしたが、今回は介護の5つのポイントです。

特徴を知り、先手を打つ

万引きや無銭飲食など、多くは大体行動がワンパターンのため、行う場所が決まっています。本人には悪気がないので、怒ってもかえって状況が悪化します。お店の人や近所の人に協力してもらいながら、見守ることが必要です。

常同行動を生活に活用する

「常同行動」を利用して、ご本人の得意な作業や行動を生活に取り入れ、そしてそれに沿った時刻表的な生活を送ってもらいます。急激な変化に対してすぐ怒ります。それを避けるためにも、ワンパターンの生活を送ることが望ましいことが多いです。

→ うちの母は、「規則正しい生活」 が大好きです。わたしが東京から帰省すると、それを乱されてしまうので調子がくるってしまうようです。

立ち去りにくい環境設定を行う

広すぎる・光・騒音・映像・匂いなど、環境には注意が必要です。デイサービスなどでは刺激の少ない環境で、1対1の個別対応が望ましいです。

→ うちの母は、「臭い」に敏感というか、亡くなった祖母の「臭い」がまだ残っているという妄想がとれず、真冬に部屋中の窓を開けて、お掃除。薄着でやるのがポリシー(笑)なので、ずーっと風邪ひいてます。

被影響性の亢進(影響されやすさ)を利用する

ご本人の得意な作業や介護者がやってもらいたい作業がある際には、材料や道具を見えやすいところに準備します。また得意な作業を日課にすることで、少なくともその時間は問題行動が減り、機能維持にも役立ちます。

→ うちの母は、「料理」 が得意なので、これを日課にしています。

なじみの関係をつくる

環境の急激な変化に弱いピック病の方が、安心して暮らすにはなじみの関係が大切です。はじめのうちは記憶力が保たれているので、デイサービスや施設スタッフとなじみの関係を作りやすいです。

長い目で見て最初は拒否があっても続けることが必要です。そうすることで、介護者のみへの依存を減らすことができ、介護の負担軽減につながります。

→ うちの母は、変化に弱いです。ヘルパーさんを固定にしていたのですが、これをいろいろと変えたら大パニック。「明日はだれが来る?何時に来る?」 という質問が何度もきます。固定にしたほうがいいのかな~

5つの介護ポイントを外した介護は、どうやらしてないので安心しましたが、ピック病にあてはまる点は確かに多いですね。あとはレミニールを止めた影響を見ていく必要がありますが、次は2週間後の帰省だからどうなるかな~

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ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(78歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか