12月になりました、ここから3月くらいまでは我が家はいつもと違う時期に突入します。
外出機会が減ります
母は手足が不自由なので、ひとりで外出はできません。厳密に言うと、平地のみ自転車はこげるので外出可能ですが、妄想が勝っているためにひとりでは外出できません。どういう妄想かというと、
母:「横断歩道に立つと、車が急発進してきてひかれそうで怖い」
母は言う事がパターン化していて、外出をしない言い訳は必ずこれです。
わたし:「人を跳ねたら、逮捕されるでしょ?赤信号だろうがおばあちゃん歩いている時は、じっと待つから大丈夫だって」
と言うと、その場では納得はしてくれます。でもしばらくすると、また急発進の事を言います。冬は路面が凍ることがあるので、自転車でほいほい外出されると骨折の危険があります。急発進の妄想も冬場だけは役に立ちます、妄想をうまく利用しています。
雪との戦いが始まります
母:「雪が積もったら、庭のウッドデッキが腐る」
ウッドデッキは腐らないのですが、そう思い込んでいます。亡くなったアルツハイマー型認知症の祖母も、ピック病の母も薄着で雪かきをします。認知症の症状が遺伝してるんです、タイプが違う認知症なのに。
母:「雪かきは汗をかくからね、薄着で外に出れば汗かかない」
わたし:「汗はかかないけど、風邪はひくでしょ」
朝7時に起きる母。わたしは6時30分に外を見て、1㎝でも雪が積もったら雪かきをします。雪かきしなくても溶けるレベルでも、やります。手足が不自由なのに、ウッドデッキを腐らせまいと必死で雪かきをする母。薄着なので、いつも風邪ひきます。風邪ひかれると面倒なので、わたしが先回りするのです。
遠くへの徘徊の心配は手足が不自由なのでありませんが、雪かき=行先が分かっている徘徊 みたいなものです。せめてコートを着てくれればいいんですが、シャツとセーターのみで極寒の外へ・・・しかもサンダルで(笑)
通いの遠距離介護をしているので、独りの時はどうしようもありません。訪問介護の事業所とレスパイト契約を結んで、雪かきも含めたのですがピック病なので待てません。積もったらすぐ外に出ます。絶対に治ると信じきっているルル顆粒を常備してあげるぐらいしか、わたしにはできません。

手足のリハビリとしてはいいのですが、風邪と骨折は気をつけないといけません。雪かきのヘラを隠してもいいのですが、それはなぁ・・・

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