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介護家族向けコロナ禍の認知症介護パンフレットを読んでみた!

認知症の母が暮らしている岩手県も、新型コロナウイルス感染者数が増えてきました。

ビジネスホテルでの健康観察を終え、来週実家に帰ったら、もしコロナに感染して命の危険を感じる状況になってしまったらどうするかを、母と話し合いたいと思います。母とはエンディングノートを毎年書いているくらいなので、ムリなく話せそうです。

認知症の方のコロナ感染、あるいはご家族がコロナに感染したときのことを想定しておかないと、いざという時に大変です。何かいい資料はないだろうかと探していたところ、認知症の人と家族の会の広島支部、広島大学、日本老年医学会が2020年12月に作成したPDFを見つけたので、ご紹介します。

パンフレット(PDF)の中身

パンフレットの構成は、

  1. 心構えとして知っておいていただきたいこと
  2. 感染拡大前に心がけていただきたいこと
  3. 認知・身体機能をできるだけ悪化させないために、毎日続けていただきたいこと

の3章構成で、17ページなのでサラッと読めます。新型コロナウイルスの基本的な内容がコンパクトにまとまっていますが、読むべきところは認知症介護ならでは視点でも書かれている部分です。

例えば、コロナの典型的な症状だけでなく、非典型的な症状が出ることもあると書いてあります。せん妄、筋肉痛、脱力、移動能力の低下、転倒などが、例として挙げられています。

また、認知症ご本人が自覚して体調の異変を訴えられればいいのですが、うちの母もわずかな変化レベルでは訴えないと思います。そのため、コロナ禍では、いつも以上に介護家族は注意して、認知症の家族を観察する必要があります。

ほかにもコロナ禍の認知症介護で起こり得ることが、例として挙げられています。感染予防の必要性が伝わらない、マスクをすぐ外してしまう、マスクを口に入れてしまう(異食)、手洗いしようとしない、ソーシャルディスタンスが守れないなどです。

母は自らマスクをするようになりましたが、コロナ自体については、どこから来たのか、岩手でも感染者がいるのかなど、基本的なことは分かっていません。ただ、自宅に来る介護職の方が、完全防備でいらっしゃるから、なんとなく自分もマスクを!ということだと思います。

感染が拡大して、介護保険サービスが縮小した事例や、どう備えるべきかについてのアドバイスも、下記リンクのパンフレットに書いてあります。家族の会の皆さんも入っているので、家族向けにいい感じで翻訳(レベルを下げて説明されているという意味)されています。


広島でまとめられたものですが、これに加えて認知症のご家族が住む都道府県のコロナ対策のホームページを合わせてご覧になるといいと思います。

音声配信Voicyの最新回はこちら↓ コロナ禍の介護帰省で注意すべきことを、盛岡のビジネスホテルで収録しました!

今日もしれっと、しれっと。

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近距離、遠距離介護に関わらず、親と離れて暮らしている方すべてに向けた新ジャンルの本です。図表&カラーで分かりやすく仕上げました。

2 件のコメント

  • おはようございます。
    Voicy介護のお話ですが、楽しく視聴しています。

    私は介護で移動する時は車を使っていますが、新幹線での話を聞くことができて良かったです。今後利用する時もあると思うので参考にしたいと思います。
    でも、やっぱりノーマスクの方いらっしゃるんですね… 心配になりますよね。

    今年は雪も多いと思いますので、ご自宅まで気をつけて行ってきてくださいね。

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    ABOUT US

    工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(77歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
    【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか