1/18新刊発売のお知らせ

認知症の人の白内障手術は早めに動いたほうがいい

3週間の遠距離介護を終え、無事帰京しました!
今回の帰省の1番の目的は、認知症の母の白内障手術の予約でした。

母は緑内障であり白内障なのですが、2018年から治療は緑内障を優先してきました。というのも緑内障は失明の原因1位の病気であり、定期検査と眼圧を下げる目薬の点眼を毎日やらないとまずいので、ずっと緑内障の通院介助をしてました。

なんで白内障の手術の話が急浮上したかというと、緑内障の視力検査の際に急に視力が下がったからです。他にも母が見えづらそうにする機会が多くなってきたので、前回の受診の際に白内障手術について、そろそろやったほうがいいか?と先生に聞いたわけです。

そしたら先生から「認知症の人が手術中に動いてしまう場合は、入院して全身麻酔でやらないといけないから早いほうがいい」と言われ、4年も通っていたのにハッキリと母が認知症と伝えればよかったと後悔したわけです。

わたしが診察室で、認知症だと思っていない母に配慮して「もの忘れ」と言い続けたので、先生は軽度の認知症と思っていたかもしれません。

全身麻酔の話を聞いたあと、自分でも認知症の人の白内障手術や入院について調べました。たしかに眼科によっては入院するケースがあり、重度まで進行した母は入院? 日帰り手術?どちらなのでしょう。

世代別の白内障の割合

なかまぁるさんの白内障についての記事を引用します。

白内障は50代で37~54%、60代では66〜83%、70代以上だと84〜97%、80歳以上ではなんとほぼ100%発症します。高齢になったら避けては通れない病気といえますが、手術で濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを取り付けることで視力を回復させることができます。実は最近の研究で、白内障の手術をすると認知機能やうつ症状などが改善することが明らかになっています。

引用元:https://nakamaaru.asahi.com/article/14469298

わたしも白内障の可能性がある年齢に突入しましたが、このように白内障の手術は避けて通れません。

認知症の母の白内障手術はどこでやる?

くどひろ

先生。うちの母ぐらいのレベルになると、やっぱり全身麻酔が必要でしょうか?おそらく数秒で手術していること自体、忘れてしまうと思うんです。

医師

認知症の人で全身麻酔して入院したあと、さらに症状が進行してしまう人もいますからね。工藤さんは、日帰り手術で大丈夫ですよ。

うそ? と思いながらも、第一関門はあっさりクリア。

白内障手術は2か月くらい先まで予約でいっぱいでしたが、手術1か月前に手術前検査があり、その1か月後にまずは右眼を手術、その1週間後に左眼の手術になりました。

母は認知症なのですべてに付き添いが必要になりますが、わたしがすべて立ち会うことになりました。今年最後の遠距離介護のつもりで帰省したのですが、もう2回ほど年内に帰省します。

誰もが通る道なので白内障の手術や手術後の点眼、また認知症の人ならではの苦労についてブログや音声配信でお伝えしていこうと思います。

今回の記事で強く伝えたいことは、うちみたいに認知症がだいぶ進行してから手術するんじゃなくて、もっと早くやっておきましょう。診察室でもっと認知症の話をハッキリしておけばよかったと、激しく後悔しています。

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今日もしれっと、しれっと。

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東京と岩手の遠距離「在宅」介護を、10年以上続けられている理由のひとつが道具です。わたしが使ってきた道具を中心に、介護保険の杖や介護ベッドなど福祉用具も含め、介護者の皆さんがラクになる環境を実現するための本になっています。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

4件のコメント

いつもこちらで介護の知識のアップデートさせて頂いてます。
我が家も遠距離介護中に義母の白内障の両目の手術をしました。
まだ認知症もあまり進んでいない段階でしたが、点眼薬や飲み薬の管理、そして何よりうっかり顔を洗ったりする可能性があったので我が家の近隣の眼科で手術をして1週間くらいずつ我が家に滞在してもらって面倒を見ました。
目の保護の為しばらくゴーグルをかけていなければならないので、その説明も何度もしましたねぇ・・・懐かしい。
目に水が入ったらいけないので洗髪も美容院に連れて行きました。
ただ術前後の診察時に本人が正確に症状を説明できているのか怪しかったです。
見え方とか、本人しかわからないですしねぇ。

alohaさま

わたしも今から戦々恐々としております。

そうなんですよ。すぐ忘れてしまうから大量の貼り紙を家中に貼りつつ、口頭でも言わないといけません。ちなみにレンズ選びはどのようにされましたか?

くどひろさんのお母様には貼り紙効果あるんですか?
ウチは最初の頃は「みっともない」と即剥がされ、そのあとすぐに景色になっちゃいました。(^_^;)
レンズはちょっとウロ覚えなのですが、中間〜遠くに焦点が合うものにしたと思います。
元々メガネをかけていたので、手元は老眼鏡で対応と。
新聞読んだり細かい作業も既に卒業していたのと、外出は徒歩じゃなく自転車乗っていたのでそっちを優先しました。
色は自然に見える感じにした様な・・・とにかく健康保険で対応できるタイプのものです。
長年白内障で霞がかかった生活していたからか、術後「まぶしい」とズッと言っていたので視力が安定してから薄い色付きのメガネを作りました。

alohaさま

貼り紙は一定の効果はありますが、うちもはがしてしまいます。
レンズの回答ありがとうございます。わたしも全く同じように考えていたので、参考になりました。色付きメガネまでは考えが及ばなかったので、母も同じような感じになったら作ろうと思います。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(79歳・要介護3)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて11年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか