10分で聴ける介護ラジオ放送中!

Apple純正の忘れ物防止タグ「AirTag」を認知症介護で使う人が増えるか?

4月30日、Appleから「AirTag(エアタグ)」が発売になります。AirTagをバックや鍵など、なくしやすいものにつけておけば、紛失したときにiphoneを使って追跡が可能になります。

AirTagは1個3800円、4個セットで12800円です。(エルメスのバッグチャームも売ってます)無料の刻印サービスがあり、電池も1年近く持つようで、iphoneを使う人が多い日本ならAirTag購入を検討する方も多いと思います。

TVで見たAirTagのデモ

たまたま見かけた「めざましどようび」で、久慈アナがAirTagを使ってモノ探しをしている映像を見ました。

iPhone 11か12シリーズを持っていれば、「正確な場所を見つける」機能が利用できるようで、テレビで見た映像では、iphoneの画面にAirTagまでの距離(何メートルと表示)と矢印が出て、方向が合うと画面が緑になったり、近くになったらAirTagから音が出ます。

この映像を見たあと、早速Appleの公式サイトをチェックしたところ「みんなの位置がわかる」機能が紹介されていました。


iCloud - 探す - Apple(日本)


テレビ映像と公式サイトを見て、これは認知症介護でひとり歩きしている人の発見や、ものとられ妄想の対策にも応用できるかもと勝手に思っていたのですが、AirTagの記事をいろいろ読みこむと思っていた感じと違うようです。

AirTagはアイテム探し用に設計されている

認知症介護をしている人ならば、家の外にあるアイテムを探すよりも、認知症の人自身を探すために使うほうが多いのかなと思いました。しかし、どうやらAirTagはアイテム探しのために設計されていて、人探しには向かない模様です。gizmodoの記事を引用します。

アップル重役のKaiann Drance(カイアン・ダンス)氏やRon Huang(ロン・ファン)氏がFast Companyに語ったところによると、AirTagはアイテムを追跡するために設計されており、子どもの追跡にはApple Watchの「ファミリー共有設定」を利用するように案内しています。

引用元:https://www.gizmodo.jp/2021/04/airtag-cannot-be-used-to-track-children-or-pets.html

engadgetの石川温さんの記事で、さらに詳細が分かりました。

AirTagはそうした「人を探す」という用途には対応していない。むしろ、プライバシー保護の観点から徹底した対策が施されている。子どもがiPhoneを持っていない場合、親から離れて一定の時間が経ったAirTagは、移動した時に音が鳴る。つまり、子どものランドセルに付けたAirTagが鳴り続けてしまうため、授業の邪魔になりかねない。子どもの追跡には不向きというわけだ。

引用元:https://japanese.engadget.com/airtag-031027689.html

ひょっとすると、ピーピーなっていたほうが認知症の人を見つけやすいと思った方もいるかもしれませんが……。

わたしはandroidユーザーなので、紛失物を発見したときの手助けはできるようですが、他の機能は使えないようです。

iphoneを持っていたとしても、わが家ではamazonで安く購入できるキーファインダーで、認知症の母のものとられ妄想に対応したり、なくしたものを探すと思います。母がなくしたものは99.9%家の中にありますし、GPSを使って追跡する必要がありません。

mamorioやtileももちろん検討したのですが、音が鳴る鳴らないとか、バッテリーの持ちとか、スマホの有無、コスト、うちの遠距離介護とマッチするか考えて、結局今の方法に落ち着いています。

キーファインダー

ものとられ妄想をいう認知症の人を否定しないとか、丁寧に話を聞くといった対処法では全く効果がなかったので、それならすぐに取られたと言っているものを見つけるほうが、ケンカもなくなるだろうと思って、悩みに悩んでamazonで見つけてキーファインダーを使い始めました。

この方法を書籍やブログでご紹介したところ、うちでもキーファインダーが役に立っているという声や、何よりamazonの商品紹介のところに、前はなかった「介護用に」と書いてあったのを見つけたときは、とうとうここまで来たか!と驚きでした。

Apple公式サイトのYoutubeおもしろ動画で、AirTagの雰囲気が分かりますよ。

音声配信voicyの最新回は、介護における親の家の片付けの話です。わたしが苦労した片づけとは↓

今日もしれっと、しれっと。


【10分で聴ける音声配信】 → 『ちょっと気になる?介護のラジオ』

【重版3刷しました!】
近距離、遠距離に関わらず、親と離れて暮らして介護している方やこれから介護が始まる方に向けた新ジャンルの本です。図表とカラーで分かりやすく仕上げ、多くのメディアに取り上げられました。

2件のコメント

いつもブログ、Voicyありがとうございます。

今日のVoicyで放送していた4つの言葉、とても勉強になりました。
自分でわかっていた言葉、初めて知った言葉と様々でしたが、聞いていると嫌な気持ちになったり、違和感があったり、あまり使わない方が良いことに納得できました。

sakoさま

言葉の正解がよく分からないのですが、イヤな気持ちになる人もいるということを気に留めておくと、いいことあると思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US

工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。岩手にいる認知症&難病(CMT病)の母(78歳・要介護2)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて9年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。Voicyパーソナリティ『ちょっと気になる?介護のラジオ』。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。
【著書】親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか