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認知症介護中の夕食時間を何時にするか問題

わが家の認知症介護の日常でよく起こりがちなパターンは、

18時前に夕食を食べ終える → 母が19時30分くらいに「ご飯食べたかしら?」という → 母が就寝前に牛乳やジュースをぐびぐびと飲む → 翌朝の寝室の処理が大変なことに

元々、母の生活習慣にわたしが合わせるカタチで、夕食の時間をどんどん早めていきました。最終的に17時に夕食を食べるようになって、わたしも最初は慣れずに困りました。

しかしこの時間に夕食を食べ終えると痩せるので、わたしにもメリットがあると思うようにして母の生活習慣に合わせたわけですけど、最近は早く食べ終わると、認知症の母が夕食を食べたかどうか分からなくなるのです。

食べたことを純粋に忘れる場合と、本当に小腹が空いている場合がありますが、対処法としてはゼリーとかアイスなどのデザートでお腹を満たしてもらうようにしているのですが、それでもお腹が空いたと言って寝る前に何か食べようとします。

わたしも注意してしまうので、悪いと思うのでしょう。コタツ布団、座椅子、敷布団の下から食べ終わったお菓子の袋がよく出てきます。証拠隠滅をするようですが、わたしがすべて見つけます。

夕食時間を早める

そもそも夕食の時間が早すぎるから、寝る前に食べたくなったり、夕食の満腹感が消えたりするのかなと考え、15分単位で夕食の時間を遅らせて検証しています。17時→17時15分→17時30分といった感じで、今は30分遅くなりましたがそれでも十分早い時間です。

もうちょっと遅くてもいいかなと思いつつも、遅くとも18時ぐらいには食べ終わる感じにしようと思っています。

そもそも生活のリズムが早い母なので、例えば朝4時起きだと、10時にランチ食べたくなっても不思議じゃないですし、17時の夕食もおかしくありません。お腹が空いてしまうのは過食もありますが、この早すぎる生活リズムのせいもあると思っています。

過食対策については、いろいろな本を読んでみたのですが、この夕食時間を遅らせるという方法は特に書いてなかったので、本当に実験的にやっています。

最近、運動量も減っていますし、過食もあるので太ってきてます。ひとりの時間が長いので、完全には防ぎきれませんが、食べ物の保管を見直すなどの工夫もして、健康に影響のないよう考えていかないといけません。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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