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認知症の母の郵便物紛失問題をポストの工夫で解決しようとした

前に来たばかりの後期高齢者の保険証を、認知症の母が捨ててしまった話を書きました。

委任状問題をクリアし、市役所まで行って再交付した写真がこちら。

これまでギリギリ回避できていた、郵便物の紛失問題。認知症介護あるあるとも言えますが、今回から母が郵便物を捨ててしまわないよう、あるテストを始めました。毎回書きますが、わが家では郵便局の転送サービスはルール上使いません。

郵便物紛失問題はすでにテスト済みだった!

連載中の家電批評か、MONOQLOか忘れてしまいましたが、認知症介護中の郵便物を、鍵を使って対策する話は過去にやりました。

うちもシンプルな方法で、まずポストにダイヤル式の鍵を付けました。それで妹が実家に行ったときに、たまった郵便物を回収する方法でテスト。新聞はいつも、下記写真のようにポストに差してあるので、母は新聞だけを取って、郵便物はスルーするとの目論見でした。

新聞はこんな感じで投函される(イメージ)

しかしテスト初日から、予定外の展開に。

今までは上の写真のように、新聞が見えるよう投函してくれていたのに、鍵がついた途端、しっかりポストの中に新聞を入れるようになってしまいました。おそらく新聞配達の方も、鍵がついたことで郵便物が盗まれたと思って、配慮してくださったのかも。

そうすると母は、新聞を取り出せません。もちろんダイヤル錠の番号は、覚えられません。母は新聞を読んでいるというよりも眺めているのですが、これもルーティーンになっているので、新聞を止める気はありません。これからも新聞は毎日、ポストに行って取って欲しい。

他の手として、新聞受けが分かれているポストを買おうと思いました。でもポストが替わると、母が戸惑うのではと。検討はしましたが、これも止めました。

郵便物紛失問題の解決法

いろいろ悩みましたが、最終的にはシンプルな解決方法にしました。介護保険証や健康保険証に関しては、役所にお願いすると東京のわたしの家に送ることができます。

自分の本にも書いたくらいなのでこの方法は知っていたのですが、ギリギリ回避できていたので、今まで手続きしませんでした。最近身体障害者手帳の手続きで、やたら市役所に行く機会が増えたので、今度やってこようと思っています。

ちなみに、他の郵便物で大切なものはほぼないです。なくなっても大丈夫なものばかりですし、不要なDM系はいつも電話をして止めてきたので、あまり来ません。請求書系も銀行引き落としにしてあるので、おそらく問題ないと思います。

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今日もしれっと、しれっと。


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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
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