在宅介護で築50年以上の古い家の補修はどこまでやるか問題

一軒家

母が暮らす盛岡の実家は昭和42年に建てたもので、築50年以上経ってます。

在宅介護をよりラクにするため、母の住環境をよくするために、わたしはいろいろなものを購入しておりますが、どうしても必要になるのが電気です。

今回は台所にエアコンを新しく設置しようと、近所の家電大型量販店に行きました。認知症の母が、なぜか灯油ファンヒーターを怖がり、突然使わなくなったために、冬はかなり寒くなるのと、夏は暑くて熱中症の心配があるためです。

エアコン設置工事の申し込みは年々早まっているようで、わたしは5月に動きだしたのですが、昨年の猛暑の影響からか、4月くらいからエアコンを検討しているお客さんが多いと店員さんは言ってました。

盛岡は北日本ですし、まだ涼しいほうだからいいのですが、他の地域に住む皆さんは、3月くらいからエアコンの検討をしたほうがいいかもしれませんね。

エアコンは100V?200V?

エアコンを選びに行くと、100Vタイプと200Vタイプがありました。その違いはあるサイトから引用します。

200vのエアコンであれば、パワフルなので短時間で設定温度に到達できるのです。それに加えて、風量も100vのものより勢いがあるため、実際の温度以上に快適さを味わえるというメリットもあります。

引用元:https://denki.insweb.co.jp/air-conditioner-200v.html

エアコンのラインナップも、200V対応のものが多かったので購入しようとしたのですが、実家のような古い家だと100Vしか対応できないことも。

調べてみると、唯一1台だけ実家で使っていたエアコンは100Vのもので、200V対応していませんでした。結局、実家に設置できるエアコンは限られ、100Vのものを購入することにしました。

エアコンの管をどこから通すかを考える必要があったので、業者の方に実家を見て頂いたところ、電力会社にアンペア数を上げられるか、確認したほうがいいと言われ、東北電力に依頼しました。

確かに、まれにブレーカーが落ちるので相談してみると、実家の設備の場合は30アンペアまでしか対応できず、これ以上アンペア数を上げるには別途電気工事を、工務店等に依頼しないといけないと言われました。

アンペア数を上げるための工事は、地域や工務店にもよりますが、わたし調べでは、10万円前後になりそう。

エアコンで15万、電気工事で10万・・・自分が払うわけではないけど、合計で25万・・・妹と相談して、とりあえず今夏は見送ることにしました。

在宅介護における古い実家への投資

在宅介護している方は、どれだけ古い実家に投資をするか悩みませんか?

うちの場合、父も祖母も亡くなったので、残るは母のみです。その母はあと何年生きるのか、在宅でどれだけ介護できるのか、正直なところ予測がつきません。

入院したり、施設に入ったりする可能性はあります。75歳、要介護2の母です、普通より、リスクありすぎです。

また、わたしは母の介護が終わっても、盛岡の実家に帰ることはありません。実家は売却するか、妹が欲しいと言えば妹に譲る、おいやめいが使うかもしれませんが、いずれにせよ、古い実家をリフォームしたり、補修したりするのは気がひけます。補修直後に施設に入ったら、それこそお金がムダに・・・。

一方で、祖母と同じだけ生きるのなら、あと15年母は実家を使います。そう考えると、電気工事をして快適な住環境で過ごしてもらいたいという気持ちもあります。母のお金は、母の自由に使って欲しいという思いもあります。

介護される人の寿命、その家の将来の使い道、今あるお金から考えて、どれだけ古い実家を補修するか、本当に難しいです。

ちなみにわたしの今の基準は、「必要に迫られたら」です。今回も、まだ大丈夫という判断があったので見送ったのですが、もっと必要に迫られたら電気工事もやってしまうと思います。

わたしと同じ悩みを抱えているご家族、結構いるんじゃないかな?

今日もしれっと、しれっと。

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一軒家

4 件のコメント

  • くどひろ 様
    うちも同じような状況でした。母が嫁に来るとき新築をした我が家は今年57年目。その後増築を繰り返し、母1人住む家は8LDK…
    ファンヒーターを居間に置き、トイレやお風呂に行くには徒歩30歩はあり、厳寒の中も歩かなければなりません。 近所の方からは火事を出さないようにと心配されますが、慣れた操作しか出来なくなった母には新しい機械『エアコン』という選択肢はなく、快適にしてあげたくても出来ない状況。
    他にも、床かゆるんでいる所(多分腐っているんでしょう)もあり、なおすか悩みますが、やはり現状のままにしておき、いずれは更地に~と、思っています。

    ただ、施設にいて無人とはいえ、お仏壇もありますしすぐに取り壊すことも出来ないし、帰る実家がなくなるも淋しいし、いつのことになるかわかりませんけど。

  • 奈都さま

    大きなおうちですね!!

    そして帰る実家がないと寂しいという気持ちも、よく分かります。亡くなった父の空きマンションを半年管理してみて、ただ放置しておけばいいってわけでもないんですよね。
    持っているだけでも、いろいろと手間がかかるので大変です。

  • くどひろ様
    東京の講演に参加させて頂き、少しお話もさせて頂きました。楽しかったです。
    遠距離介護あるあるで、とてもタイムリーな悩ましい課題です。実家は築52年で85歳の要介護2の母の独居です。小規模多機能の全面的なサポートで落ち着いて暮らせています。看取りまでサポートできるとのアドバイスもあり居室部分のリフォーム(バリアフリー、断熱)に思い切って踏み切りました。
    介護施設で暮らすことを考えればトータル的には経済的で、安心して見守れると考えました。

    とても快適になったと安堵していたのですが、昨今の豪雨で玄関近くが雨漏りして大変だったと連絡が入りました。
    屋根の修理となると大工事になるので、今回はレアケースということで様子見にする予定です(普通の雨だと問題ないので)。古屋は次から次に色々おこります。大事な母のお金を有効に使う責任があるので悩ましいです。

  • けんけんさま

    講演会&交流会にご参加頂き、ありがとうございます!

    看取りまでサポートできるという言葉、心強いですね! 施設のことを考えれば、本当に経済的だと思います。
    屋根は確かにお金かかりそうですね。古いと次々問題が起こるので、わたしも様子見が増えるかもです。

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    ABOUTこのブログを書いている人

    1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!NHKニュース「おはよう日本」、NHK「あさイチ」でこのブログが紹介されました。連載:介護ポストセブン(小学館)、著書:ムリなくできる親の介護(日本実業出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか