運動習慣が自己肯定感を高めてくれたかもしれない

わたしはスポーツジム通いを、20代後半から続けています。

きっかけは仕事のストレスをどうにかしたくて、運動して汗を流すことで解消してきました。今はやっていませんが、スタジオでエアロビクスもやっていた時期もあって、コリオを覚えるのに夢中になって、仕事のストレスを一時的に吹き飛ばしていました。

しかし今は介護のストレスはちょっとあっても、仕事のストレスはそんなにありません。ストレスの総量は激しく減っているのに、なぜジム通いを続けているのでしょう?

今やっている筋トレ 4つの意味

そんなことを考えながら筋トレしていたら、次の4つが頭に浮かびました。

  • 介護のストレス解消
  • 健康や体力維持のため
  • ブログや書籍、音声配信voicyのネタを考えるため
  • 自己肯定感を高めるため

最初の2つの理由は、一般的なものなので省略します。3つ目の理由もブログに何度か書いたと思うのですが、走っているときにブログや音声配信voicyのネタが浮かんできます。ネタに困ったり、原稿に煮詰まったりしたら、とにかく運動をして状況を打破してます。

それで今回新しく思い付いた理由が、自己肯定感を高めるため。そんなつもりでジム通いをしていたわけではなかったのですが、これは自分にとって相当大きいことかもと思ったのです。

小さな達成感をたくさん得られる

スミスマシンでスクワット10回を4セットやっていますが、大きい筋肉を鍛えて、基礎代謝を上げて、太りにくくするためにやってます。

ハーハー息を切らしながら、なんでこんなつらいメニューをやっているんだろうと、いつも思います。40回やる必要ない、30回でいい。そんな思いが、いつも頭をよぎります。

でもこのメニューをこなしたあとの、小さな達成感がとても好きなのです。今日も持ち上げられた、ちゃんとメニューをこなせた。自分はやれる、自分はできる、そんな無意識の確認を1セットごとにしているのだと思います。

さらに重いものを持てれば、小さな挑戦意欲が湧いてきます。こうしたジムでの小さな小さな成功体験の積み重ねは当然、仕事や人生にも生きます。あのスクワットができたのだから、本だって書きあげられる!みたいな発想につながるのです。

また筋力を維持できていると、老いのスピードを減速させている錯覚もあります。これだけ動けているし、五十肩とか無縁だし、根拠のない自信が湧いてきます。

毎日毎日、小さな目標をクリアし続けていると、勝手に自己肯定感も高まっていく。その感覚が欲しいから、20年以上もジム通いを続けられているのかもしれません。その割には食べちゃうので、あんまり痩せないのですが。

音声配信voicyの最新回は、満足度以外で大切なことについて語ってます↓

今日もしれっと、しれっと。


にほんブログ村 介護ブログへ


【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか