2015年に入っての母の大きな変化は、週1回のデイサービスの利用です。2年前にデイサービスの利用を検討するも、失敗。
その後、在宅での介護体制を着々と進めてきたのですが、役割を持ってもらったり、人と触れあう事が認知症の薬よりも重要!と考え、昨年夏から再トライして成功しました。
デイサービスは分かってる?
訪問看護、訪問リハビリ、ヘルパーさんは決まった曜日・時間にいらっしゃるのですが、母は分かってません。ただ、早起きなので、”たまたま” 待ち構えている状態です。
しかし、デイサービスは待っているだけではだめで、ある程度の準備が必要です。きちんと準備できるか、東京から遠隔でSkype確認すると、緊張のせいかいつもより1時間早起きしてるではありませんか!
「準備しておかないといけない」
そういう気持ちがきちんとはたらくんですね。普段はメモを自分で書く事すらしないんですが、デイに行く日をメモって持ち歩くまでしています。
待ちきれない母
実家に帰るとまず、誰が来ているか確認するためドアホンの録画確認をします。どれどれ・・、デイサービスの職員さんは・・・、あれ?映ってません!
なぜか?
翌週の母の行動をみて、理由が分かりました。家のインターホンを鳴らす前から玄関でスタンバイしていたため、職員さんが押さなかったのです。日常のヘルパーさんのゴミ出しや、訪問リハの日時も分からない母が、デイだけは分かってるってすごいです。薬以上の効果です!
しかし、デイサービスに行ったことは忘れる
いい刺激になった事は間違いないようです。で、デイで何をしてきたか聞いてみると、こんな感じです。
まだデイ2回目ですから・・・これでいいんです。お料理のお手伝いである調理リハビリも、2回目で参加しました。母は以前病院で食器洗いを死ぬほどしていたこともあって、妙な事に感動してました。
「あそこね、病院っぽい食器じゃなくって、高級な皿を使ってた、九谷焼かしら」
んなわけねー!と心の中で思いながらも、病院っぽい食器ではなく普通のお皿を使っているのは本当なので、こういうちょっとした事も実は大切なんだな~って思いました。九谷焼の話は50回は聞きました(笑)
デイという言葉だけで拒否反応を示していた母ですから、ものすごーく進歩してます。少し経つとネガティブ発言が出ますが、褒めて褒めて褒めまくっているので、すっかりデイがお気に入りのようです。
「あんなデイは他にはないよー」
って、記憶の奥底に響き渡るまで繰り返しているのも効果あるんじゃないかと思ってますが、ウソではなく本当にそう思っています。強制的なレクリエーションは一切なく、やりたい事だけをやるタイプのデイです。1年近く入ってないお風呂も強制はしません、あくまで利用者本位の姿勢を保ってくれてます。
まだ面白イベントはないみたいですが、少しずつ何かが変わっていけばいいなぁ~
うちも今デイに連れて行こうとこの前二回目の見学にいきました。「ひととひと」というデイサービスで和風な感じで「気にいるかなー」と思ったのですがついた途端に全身から「行きたくないオーラ」がでていて中を見もしないで「行きたくない」と・・・。
デイサービスがどういうものかは理解したみたいですが、やっぱりそれでも「私は今のままでいい」(こっちがよくないんだよ・・・)といって聞きません。
そして「この前も行ったよね?」、「今回で二回目?」とどちらも正解です。そのくせウソ言いまくったり作話しますけど・・・。
まだまだデイは遠そうです・・・
syumitektさま
うちは結局2年かかりました。デイっぽくないデイだったから、だまして連れていく事ができました。
やはり独居でひとりで過ごす時間が、症状を進行させている気がして・・・・
この後さらにいい変化が生まれるといいのですが・・・