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認知症の母がいる居間から聞こえる奇怪な音の正体とは?

お盆ですが、いつもどおりデイサービスへの送り出しをしております。盆でも正月でもデイサービスがあるのは、本当に助かります。ある日のことです、母がいる居間から奇怪な音が聞こえてきました。

ドンドンドン、ガガガガ、ガリガリガリ

アイコンが母なのはちょっとおかしい気もしますが、とにかく音の発生源は母でした。すぐ鳴りやむのかと思いきや、5分経っても止みません。長い!ずっとガリガリいってます。

わたしは昼食の準備をしていて手が離せなかったのですが、あまりにうるさいので居間の戸を開けると、母が自分の爪でテーブルをこすり続けていました。

8月頭にやっとコタツを片づけ、新しく木のテーブルを出したところ、母がテーブルのある部分が気になって気になって仕方がなかったようなのです。いつもこのブログを読んでくださっている読者の方なら、分かりますよね?

上の記事にある畳のささくれと、全く同じパターンです。

木目調のテーブルに白い1cm以下の傷ができ、そこが気になって擦り続けていました。今回も畳の時と同じようにテーブルの向きを変えてみたものの、母の視界から完全に消し去ることはできず、効果はありませんでした。

だいたい困り事があったときに最初に向かうのは、100円ショップです。今回も行ってみるとやはり解決できる、補修ペンなるものを見つけました。ただ濃い色しかなかったので、100均ではなくホームセンターへ行って、下の写真の『住まいのマニキュア』を買いました。

母が気になった白い傷とマニキュア

マニキュアはペンタイプで、ただ塗るだけでした。塗ったあとの写真がこちら。

マニキュアを塗ったあとの傷

かなり微妙な仕上がりだったので、母がまた傷を擦りだすか見ていたのですが、8割減くらいにはなりました。でも2割くらいはまだ、傷をガリガリと擦ってます。なので何度か塗り直していますが、これ以上はキレイにならないと思っています。

遠距離介護なので、居る間に問題を解決しておかないと、次回帰省したときにものすごい大きさの傷になっている可能性もありますからね。

認知症の母の強いこだわりの中で消えたものも多くありますが、こういうテーブルの傷とか畳のささくれとか、どうでもいいところにこだわるようになったのは最近です。ピックっぽさも、出てきているのかもしれません。

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今日もしれっと、しれっと。

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11/17(月)『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』(翔泳社)の発売を記念して、12/13(土)朝10時から、東京・品川にあるフラヌール書店(不動前駅)とオンラインのハイブリットで出版記念イベントを行います。ブログや音声配信では絶対に話せないリアルな介護の話を、たくさんします。オンライン参加は顔出し不要、匿名参加OKです。気軽にご参加ください!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント(翔泳社)、老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

【音声配信Voicyパーソナリティ】
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