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【介護】インプットとアウトプットの比率はどれくらいが理想?

インプット アウトプット 比率

学生時代はとにかく、インプットばかりしていた。

あの当時のイキイキとした若い脳を鍛えるという意味では、勉強することも意味があったのかもしれない。

40歳で介護が始まってから、というか介護ブログを始めるようになってからは、完全にアウトプットの比率が高まった。

毎月12本(週3回)は介護ブログを書いていて、それ以外で4本、お仕事で5本くらい書いているので、21本くらいは記事でアウトプットしている。

月30日だとして21日はアウトプットしているから、単純計算すると、インプット:アウトプット = 3:7になる。

インプットはというと、最初の頃は介護本ばっかり読んでいた。それが最近では、ジャンルを問わず本を買っている。

今月は特にイレギュラーで9冊も買ってしまい、やっと4冊読了しそうな感じ・・・遅読。

アウトプット主体の生活になると、見るものすべてが「アウトプットのための」インプットになるから面白い。

読書だってただ読むだけではなく、一言コメントをインスタ&ツイッターにアップするので、感想を考えながら読んでいる。

精神科医の樺沢紫苑先生はブログで、インプットとアウトプットの黄金比をこう言っている。

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツが興味深い実験をしています。「紳士録」に書かれた人物プロフィールを小3から中2までの100人以上の子供たちに覚えて、暗唱するように指示しました。 子供たちに与えられた時間は9分間でしたが、 そのうちの「覚える時間」と「練習する時間」の割合は、 グループごとに異なる時間が指示されました。 最も高い結果を出したのは、 約40%を「覚える時間」に費やしたグループでした。 年長の生徒になると「覚える時間」が少なくてすむようになり、 約30%の「覚える時間」に費やしたグループが高得点をとりました。「覚える時間」と「練習する時間」、すなわち勉強におけるインプットとアウトプットの黄金比。最も適切な割合は、3対7ということです。
引用元:http://kabasawa3.com/blog/socialmedia/golden_ratio_of_input_and_output

偶然だけど黄金比で生活できているみたい!

ほとんどの人が、アウトプットの時間が足りてないらしい。特に大学生は、インプットが8なんだそう。

自著にも書いたのだが、自分の介護体験をtwitter、facebook、ブログ、介護の集い、何でもいいのでぜひアウトプットして欲しい。

誰かに話すこともアウトプットに入る。聞くほうはインプット。

自分の介護経験なんて大したことない!なんて思っている人が多いけど、そんなことはない。

その経験が全国の誰かを救うのだ、というかわたしもそれに救われたい。

わたしも「こんな記事、誰も興味ないだろう・・」なんて思いながら、ブログを発信すると大反響だったりする。

介護のイベントや講演会にはできるだけ足を運ぶのだが、それもアウトプットしてなんぼ。

アウトプットすると、自分の中で考えが整理整頓できる。

自分なりに解釈して行動に起こさないと意味がない。

こういった小さなアウトプットの積み重ねが未来を変える力になる。

何もアウトプットしてなければ、何も起きない。

今日もしれっと、しれっと。


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4件のコメント

いつも、ブログ記事を楽しく読んでいます。いつも参考にさせていただいています。インプットしているということになるかと思います((´∀`))。
父(がん患者)母(認知症)に、工藤さんのブログ内容を話すことが多いです。長く生きてきても、知らなかったことは多いようです。
父については、稀勢の里ネタについて、わかるわかるととても喜んでいました。

はぴねすさま

わたしのブログの内容を話すって、なかなかすごいことされてますね!

お父様、お母様は大丈夫でしょうか?(笑)稀勢の里、独身なのにキレイな奥さんがいるというやつですかね?

はじめまして。
3年前の今頃、くどひろ様のブログに出逢いました。
離れた場所で一人暮らしをしている実母の行動に違和感を持ち
「もしかすると認知症かも」と思い始めた頃でした。

こちらに伺う度に、クスっと笑わせていただいております。
ですから、私の遠距離介護は、くどひろ様のブログのお陰で
幸運にも「笑い」を供にしてのスタートとなりました。
くどひろ様のアウトプットに感謝!です。

hakoさま

3年前から読んでくださっているのですね、ありがとうございます!!

笑いをともにした介護スタートって、ステキですね。これからもキープし続けてください、わたしも頑張りすぎずに頑張ります!

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【著書】
老いた親の様子に「アレ?」と思ったら(PHP研究所)、親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか

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