オンライン環境などテレワークで自分をよく見せるための4つのコツ

ノートパソコン

昨年、新刊の本の取材をzoomで行いました。

その際、ノートパソコン(記事タイトル下の写真:Surface laptop)上部にあるフロントカメラを使って取材を行ったのですが、録画された動画を見てビックリ!自分がプラス10歳ぐらい、老けて見えたのです。誰、これ?というレベルでした。

このときは取材内容がすべてだったので、老けた自分など気にも留めなかったのですが、遠距離介護の取材で急きょ、2つのテレビ局の取材をオンラインでやることになりました。

特にNHKニュース7は、ゴールデンタイムの全国放送です。さすがにあの状態を全国に晒すのはまずいので、真剣にオンライン対策をすることにしました。(結局、NHKはオンラインではなくリアル取材に変更)

それほどオンラインの活用経験もなかったのですが、短期間で急速にスキルアップしました。オンライン飲み会、オンライン会議、テレワークなど、画面を通して人と会う機会が多くなった今、老け顔の自分を改善してみてください!

カメラの位置には特に注意する

10歳も老けて見えた1番の原因は、カメラの位置でした。ロケットニュース24の記事がとても分かりやすいので、リンクをご紹介します。

PCに内蔵されているカメラの位置だと、下からあおるように撮影したときと同様に顔色が暗く肌のたるみが目立って見える。だが、カメラの位置を上に置いて撮影すると肌のたるみは目立たず、また光が顏全体に十分にあたるので顔色も良くツヤさえ生まれるのである。

引用元:https://rocketnews24.com/2020/04/09/1356841/

パソコン内蔵のカメラの位置をいろいろ変えてみた結果、確かにカメラの位置を目線の高さと同じにするだけで、印象がだいぶ変わりました。わたしの場合は、ノートパソコンの下に台にする箱を見つけ、座ったときの目線の高さとカメラの高さを同じにしました。

箱を台にして、カメラと目線の高さを同じにした

また「上から目線」にも注意です。パソコンカメラを上からのぞき込むような位置に置くと、老けて見えるうえに、見下す感が加わるため、まずはカメラ位置に注意しましょう。

ノートパソコン
ノートパソコンを机等に直置きすると、カメラを上から見下す感じになる

スマホ付属のマイク付きイヤホンを使う

zoomで取材した際、取材相手の音が聞き取れませんでした。理由は専用マイクを設置しないまま、パソコンから音を拾っているため、周りの音や顔の向き等で音が安定しないためです。

NHKの方から教えてもらったのですが、スマートフォンを買ったときに付属されているハンズフリー通話用のイヤホンが最低限あるといいそうです。イヤホンにはマイクがついていて、音をキチンと拾ってくれます。

そこで2年前に購入したスマホの箱を何年かぶりに開けたところ、付属のイヤホンが入っていました。

わたしのスマホに付属していたマイク付きイヤホン

確かに街なかで、イヤホンをしながらハンズフリー通話している人をたまに見かけますが、あのイヤホンはこういうときのためにあるのだなと。

本当はMONOQLOのレビューで2位のヘッドセットがコスパが良かったので購入しようと思ったのですが、コロナ人気で売り切れていて購入できません。実勢価格1300円なのに、在庫切れでAmazon価格高騰中です。

マイク付きイヤホンでテレビ出演して、取材も受けたのですが、音声問題は全くありませんでした。ヘッドセットにお金をかけたくない方は、スマホの箱を開けてマイク付きイヤホンを使ってみましょう。

照明をきちんと使う

Youtuberやティックトッカーの皆さんの撮影の様子をテレビで見ていると、必ず照明を使っています。うちには専用照明はなかったのですが、LEDの電気スタンドを照明にしました。

背景を白い壁にして、照明もしっかり使って、テレビ撮影に臨みました。ロケットニュースの記事では、レフ板として白い紙を使ったり、100均照明を使ったりしてます。

背景に注意する

オンライン飲み会なら生活感のある背景も悪くないかもですが、テレワークやわたしのような取材のときは、ちょっと避けたいところです。

zoomならバーチャル背景など利用できますが、わたしは無難な白い壁を背景にして、テレビ撮影や取材を受けました。

zoomもskypeもそうですが、自分自身をテスト映像で確認できます。わたしはこの4つすべて実践してから撮影に臨んだのですが、映り方が全く違いますし、印象も大きく変わります。

カメラから離れた場所でセッティングしたのですが、テレビ局の方からもっと手前に寄って欲しいと言われてしまったので、結局アップで映ってました。

上半身はしっかりシャツを着ましたが、下半身はパジャマだったことは言うまでもありません。また、遠距離介護で帰省できず不安という取材なのに、いつもの癖でニコニコ話してしまうのも変えられませんでした。

テレビ撮影のおかげで、真剣にオンラインでの映り改善に取り組むことができました。何事も経験ですよね。

オンラインで会う機会も多くなった今、これらテクニックを活用してみてください!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

はじめて、写真以外でお見かけした、テレビのくどひろさんには、こんなご苦労があったのですね。

何事にも工夫は大切ですね。

テレビのニュースで拝見したときは、思わず家族に、母の見守りカメラのこと教えてくれた方だよ
と、自慢しちゃいました。

見守りカメラをつけた翌週から、一ヶ月実家にいけなくなっていますので、本当にあの時、すぐに、お答えいただけて、有りがたかったです。

お答え頂くのが、三日遅かったら間に合いませんでした。
本当にありがとうございました。

ままりんさま

岩手めんこいテレビのときは、バッチリ対策して臨みました。工夫も楽しいですね。

3日の違いだったとは!早く反応できてよかったです。いくら見守りカメラがいいとオススメしても行動に移さない人も多いので、ままりんさまの行動力の成果だと思います。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか