親家片をゆっくり進めていたら1979年のカタログが出てきた

ここ5年から6年か7年か分からないんですけど、実家の片づけをものすごくゆっくりとしたペースでやっております。

最近片づけを加速させた理由が、東北で2年連続で起きた地震です。まさか東北新幹線が不通になるなんて思ってなくて、これは備えが必要だと思ったわけです。

実家の天井裏は普通の家と違っていて、わたしの部屋から立ったまま入れる構造になっているんですね。その天井裏には家族5人が住んでいた時のものが、大量に保管されています。

怖いのは大きな地震で、東日本大震災のときは耐え抜いたわけですけど、もし天井裏のものが落下してきて、母が下敷きになったら大変と思っているので、片づけをやっております。

Nationalの古いカタログを発見

天井裏の棚の奥のほうから出てきたものが、National(松下電工)のカタログでした。

吟味する松下電工って?

1979年(昭和54年)のカタログなので、おそらく実家を増築したときに父がこのカタログを見ながら照明などを決めたのだと思います。

カタログの裏面

カタログの写真を撮ったのですが、43年の経過だと著作権が残っていると思って最終的にブログにアップするのを止めました。カタログの表紙だけ載せて、雰囲気だけでも。

昭和だなぁ~、ていうか照明器具5万円以上するものばっかりで、今のものって性能もいいし安いよなぁと思ったわけです。写真がなく雰囲気をお伝えできないので、当時のライフスタイル別の提案にあった「ロマン派」の紹介文を引用します。

優雅な装飾の美しさ「ロマン派」
一人で夢想にふける時、心に浮かぶのは中世の城、舞踏会、優雅なコスチューム。少し気取った装飾がいやみにならないのは、それを選んだ人の知性でしょうか。洗練された感覚が、繊細な優しさが、夢を育てます。ロマン派のインテリアは、少し女性的な香りがします。でもその根底に流れるのは性を超越した優しさではないでしょうか?

引用元:暮らしのあかり(松下電工)

ちょっと何を言っているのか分からないんですが、昭和を感じますよね。海外渡航へのハードルはまだ高い時代だったと思うので、憧れからこんな文章になるのでしょうか?

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今日もしれっと、しれっと。


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東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか