2018年はいつもの年より、介護本の紹介が少なかったかもしれません。
小説を読むことが多く、しかも小説を読むスピードが超絶遅いという、わたし自身の問題もあって、ご紹介する本が少なめでした。なので、2019年は介護の本をたくさん読む予定でおります。
今日の記事、2018年このブログで人気のあった介護本ベスト10から、自分の本を除外してみました。自分のブログなので、当たり前というか自分の本が上位を独占します。
ちなみにわたしの本を含めると、1位はがんばりすぎずにしれっと認知症介護(新日本出版社)、2位に医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得(廣済堂出版)、5位が12月20日発売のムリなくできる親の介護(日本実業出版社)、7位が医者は知らない!認知症介護で倒れないための55の心得(廣済堂出版)となります。
がんばりすぎずにしれっと認知症介護は、2017年12月頭発売でしたので、2018年前半の売れ行きで1位になったのだと思います。
それでは、わたしの本を除いたランキングです!
10位:クロワッサン特別編集 認知症を生きる: 正しく知ることが予防と治療への近道 (マガジンハウスムック)
2017年にオススメした本ですが、2018年もランクインしました。これから認知症介護が始まる人に読んで欲しくて、読むと読後感が温かく、認知症に対するイメージが変わる本だと思ってご紹介しました。
9位:心が通い合う認知症ケア 声かけ・接し方スキル(日総研出版)
認知症専門ナースケアマネの市村幸美さんの本です。
この本で特に印象に残ったのが、病院や介護施設で日常茶飯事に行われているグレーゾーンと呼ばれる認知症ケアです。虐待とはいえない、だけど非虐待ともいえないという微妙なラインです。
家族ならついやってしまうグレーゾーンの認知症ケアも、医療・介護を仕事としている人がやってしまっては・・でもいろんな外的・内的要因がそうさせてしまう現実を、家族の立場でも理解できます。
第8位:ユマニチュード入門(医学書院)
今なお人気のある、ユマニチュード入門です。画やイラストが多いので、非常に読みやすい本です。最近、このブログではユマニチュードのことを書いてないので、わたしのブログに来て、認知症について調べた結果、たどりついた本なのだと思います。
第7位:認知症の取扱説明書(SBクリエイティブ)
とにかく論文データが満載だったという印象です。いわゆるナラティブ系の情報が好きな方向けではないのですが、この本は書店店頭でよく動いているそうです。
第6位:認知症「不可解な行動」には理由がある (SB新書)
認知症を心理学や人間行動学からアプローチした本なので、介護家族でもスッと読める内容になっています。
わたしは今でも、この本を読み直して母の症状と比較することがあります。わたしの中のバイブルのひとつです。
第5位:認知症の9大法則 50症状と対応策(法研)
認知症介護をするご家族は、この9大法則は最低限抑えておくべきです。
川崎幸クリニック院長で、わたしの本を推薦してくださった杉山孝博先生の書かれている本です。
第4位:アルツハイマー病 真実と終焉 “認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム
2018年はリコード法がテレビで取り上げられたので、ご存知のかたも多いと思います。わたしは考え方のみ賛同していて、具体的に何かをやっているわけではないのですが、ご興味ある方は下記記事をご覧ください。
第3位:老乱
リアルな認知症介護小説です。フィクションなのに、どの家族にもあり得る認知症介護の現状が描かれています。
第2位:今日から成年後見人になりました
わたしが成年後見人を経験した2013年当時に、この本を猛プッシュしました。この本があれば、家族でも成年後見人になれる!と当時は思っていたのですが、今は専門職後見人が職務にあたる時代です。
それでもこの本が人気だということはやはり、家族で成年後見制度を利用したのはいいものの、お困りの方がこのブログにたどり着いているのかもしれません。
第1位:「こころ」の名医が教える認知症は接し方で100%変わる!
この本が1位なのは、ちょっと驚きです。このブログではそんなに深く取り上げていなくて、わたしも購入はしたのですが、そこまで推したわけでもありません。
この本もわたしのブログにたどりついたあと、Amazonで人気のある認知症の本ということで、1位になったのだと思います。
今日もしれっと、しれっと。
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