介護疲れを大幅に軽減するために見直して欲しいたった1つのこと

マニフレックスFLAG

ある高い物を買って、「これはよかった!」と思ったので、慌ててブログ記事にしました。いつもならブログ掲載用に写真をたくさん撮っておくのですが、予定になかったので、恐ろしいほど写真がありません。

介護とは無関係なお買い物でしたが、介護者の体をいたわる、疲れをとるという意味ではとても大切なものです。

アスリートも注目しているマットレス

大谷翔平選手の西川・ハイブリッドマットレス、浅田真央さんのエアウィーヴなど、アスリートのマットレスのCMをなんとなく見ていたのですが、だからと言って購入意欲は全く湧かず、20年くらい前のシングルベッド用マットレスをずっと使っておりました。

アラフィフのわたしは睡眠時間が短くなってきたので、マットレスを変えたほうがいいのでは?と思ってはいたものの、やはり行動に移すことはありませんでした。しかし、ある雑誌の特集が、わたしの購買意欲に火をつけたのです。

MONOQLOの「U10万円 快眠マットレス最強決定戦」

毎月19日発売の『MONOQLO』(晋遊舎)。認知症介護コラム「ウチのオカンがボケちゃいまして」のアドバイザーをやっております。

その雑誌の2019年5月号の特集「U10万円 快眠マットレス最強決定戦」を読み、これはきっと「マットレスを購入しなさい!」というお告げだろうと思い、即行動に移しました。

MONOQLOは広告費をもらっていないガチな批評雑誌なので、ダメな商品はダメと平気で書きます。無印、IKEAなどいろんなマットレスのテスト結果が載っていたのですが、最終候補に残ったのが2つ。

ニトリの「NスリーププレミアムP1-CR」(実勢価格39,900)円と、イタリア・マニフレックス社の「フラッグ FX」(実勢価格95,040円)でした。

たまたま晋遊舎さんでコラムの打ち合わせがありまして、編集部にお邪魔したらテストのために無残に切り裂かれた「フラッグFX」が!

これはチャンスと、フラッグFXの上に寝てみました。そして、この特集を執筆した担当の方と直接話す機会があったので、ニトリと迷っていると言ったら、記事どおり、お金を出せるなら「フラッグFX」と言われました。

10万近い出費か・・と思いながらも、人生の3分の1は睡眠時間です。(今のわたしは4分の1くらい)睡眠できちんと疲れが取れなかったら、このあとの人生にも悪影響だろうと考え、10万でも安いと思うようになりました。

大谷選手と書いた手前、マニフレックスを使っている有名人も書いておくと、香川真司選手や、ヤクルトのトリプルスリーでおなじみ山田哲人選手、囲碁棋士の井山裕太十段が使っています。

打ち合わせ後にすぐ、マニフレックスの公式サイトで「フラッグFX」を購入することにしました。

マニフレックスのマットレス「フラッグFX」が欠品中

公式サイトでフラッグFXを購入しようとすると、在庫切れ。おそらくMONOQLOの影響で、わたしのように購入した人が多数いたと思われます。

3月末に問い合わせたら、6月中旬の入荷と言われました・・おそっ。Amazonで購入しようかと思ったのですが、すぐ欲しかったので東急ハンズへ。

わたしが購入した3月末はプレミアムフライデーで5%off、そしてハンズクラブポイントがついたうえに、dポイントもつけられ、ボックスシーツも無料プレゼント、さらに送料無料ということで、即買いしました。税込で9万円ほどのお支払い。

マットレスは、真空ロールパッケージでコンパクトな状態で送られてきます。家で開封して空気を入れると、あっという間に膨らみます。この瞬間が面白かったのですが、マニフレックスの紙(しかも破れている)しか残っていなかったので、記事タイトル下の写真として採用しました。

マニフレックス「フラッグFX」の寝心地

わたしの20年前のマットレスは、スプリングマットレス。寝るとバネを背中で感じます。ベッドの上にノートパソコンを持っていって仕事をすることもあるのですが、座ると腰が痛くて痛くて。

フラッグFXは、低反発マットレス。バネ感はなく、自分を包みこむようにゆったり沈みます。硬すぎず、それでいて柔らかすぎない。横向きに寝ても、しっかり沈む幸せ。通気性もいいです。ベッドの上で文章を書いていても、腰が痛みません。

もっと早く買っておけば!と思いつつも、今気づいて良かった!とも思いました。スプリングマットレスは1200円分の粗大ゴミシールを貼って、廃棄しました。

介護者もアスリート並みに疲れている?

介護者の中にも、アスリート並みにお疲れな方もいると思います。アスリートと違うのは、そこまで肉体的に追い込まれていなくとも、メンタルで追い込まれた結果、肉体が異様に疲れているというケースです。

そんな状況で睡眠環境が良くなければ、介護のイライラは蓄積していきます。だから介護者も睡眠環境を整えることは大切!と考え、慌てて記事にしました。正直、ここまで睡眠環境が改善するのか!と驚いております。

介護者がよく眠って、疲れが取れて、自分の体調も気分も良くなって、それで認知症の人にも優しくなれて、結果いい介護につながるというサイクルができるといいなぁと思います。

ちなみにマットレスを買ったのは東京の家。盛岡の実家は、30年以上前の極薄マットレスを畳の上にひいて寝ております。介護は盛岡の実家だから、盛岡のマットレスもいずれ変えないといけないんですけどね・・・

介護者の皆さまも、自分の睡眠環境をGW前にチェックしてみてください!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(81歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて13年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか