7月29日発売の新刊『親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』(翔泳社)。発売前ですが、本制作についてブログ読者の方限定でこっそり裏話をご紹介します。すでにAmazonや楽天にご予約を頂いているようで、ありがとうございます!
ラーメンスープを「こす」ように執筆した
今作品の総ページ数は176ページですが、わたしの感覚では倍の350ページくらい書いた感覚です。それは書き直しの回数、1つの図表が出来上がるまでのプロセス、完成までにかけた14か月という時間などが理由です。
本が完成したとき「あれ?もっと書いてなかったっけ?」って、まず思いました。今作品は、鶏がらや野菜で煮込んだラーメンスープを、何度も何度も何度もこして、余計なものを取り除くように執筆しました。
文体もこれまでと少し違って、新聞連載のような書き方を意識しました。新聞は限られた文字数で、事実や情報を分かりやすく、読みやすく伝えるメディアで、その書き方を踏襲しています。
文字数に余裕があれば、叙情的な表現を増やすのですが、今回はあまり出てきません。本当にしれっとした、THE実用書という仕上がりです。わたし調べでは類書は存在せず、新ジャンルの本だと思っています。
お盆で実家に帰って親と話したときに、あれ?認知症かも?と思ったら、本を開いてチェックリストやデータを見ながらすぐ活用できますし、現在認知症介護中の方も、そんな制度があるんだ、そんなツールがあるんだ、そんな方法があるんだと思って頂ける内容になっています。
ミニ講演会に参加しているような本
2016年くらいから講演活動を始め、本格化したのは2018年からです。認知症、介護離職、遠距離介護、息子介護などをテーマに、全国を回っています。
開催回数と参加者数をカウントしてみたところ、37回4,000人の方々に講演を聴いて頂きました。中には複数回ご参加頂いている方もおりまして、本当にありがとうございます!今回の本は、いわば講演会に参加しているかのような本かもしれません。
右ページに800文字くらいの文章、左ページは図表という作りです。わたしの講演会も写真やスライドを使って行うので、ある意味講演会に参加しているような感覚を味わえる本だと思います。
ほとんどの方が気づいてないので、ブログ読者の方にだけ、こっそりお伝えします。実はAmazonにサンプルページが掲載されてます。こちらを見て頂くと、この記事に書いてあること、本のイメージがつかめるはずです。
認知症の親と離れて暮らしている=介護施設一択!ではなく、施設利用も含めて、いろいろな可能性・選択肢をこの本で増やして欲しいです。認知症の親と離れて暮らすメリット、デメリットを多面的に取り扱ってます。
団塊ジュニア世代は、そろそろ介護を強く意識しないといけない時期に入ってます。でも多くの人は、介護が始まってから慌てて調べたり、本を買ったりします。この本を先に読んでおくと、安心が得られると思います。
現在、ご予約受付中です!
コロナ禍で影響を受けた全国の書店を応援したいという方は、e-honやhonyaclubのどちらかでネット予約すれば、近くの書店で受け取れます。Amazonや楽天でも引き続きご予約受付中ですし、電子書籍版もあります。
直接書店で購入される方は、7月29日(水)以降に店頭に行ってみてください。多くの人に手に取ってもらって、介護初期にやってくるあのパニック状態を回避してもらいたいですし、現在介護中の方も介護における新しいカードをたくさん入手して欲しいと思っています!
今日もしれっと、しれっと。
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