認知症の進行で増えてきた、母の昼夜逆転。
認知症の人が夜中に活動を始めてしまい、介護者が睡眠不足になる話は聞いたことがあると思うのですが、わが家は少し違います。母はうたた寝すると、昼か夜か理解できなくなり、その時の自分の判断で行動します。その時のブログ記事がこちらです。
なので対処法は、デイの日数を増やす。現在週2回のデイサービスを、今後週3回か4回に増やすかもしれません。昼夜逆転以外の理由もあるので、秋冬に向けて検討しています。
ただ、母がデイの日数を増やすことに納得するかどうかです。デイに行きたくないという日もあるので、今度帰省したら意思確認します。
仮に週3日にデイを増やしたとしても、残り4日は解決しません。しかも遠距離介護なので、母自身の力で、昼と夜の違いを認識してもらわないといけません。そこで解決法を考え始めました。
認知症の人が昼夜を理解できる時計を探す
最初に思いついたのが、朝と夜を表示する時計の設置です。Amazonに、わたしのイメージに近い時計がありました。すぐ下の画像のように、太陽と月の絵が昼夜で変化する時計なら、母もイメージしやすいと思ったのですが、時計盤のデザインが固定されていてダメでした。
デジタル時計で、「あさ」「よる」と文字で表示するタイプはありますが、母は細かい情報を認識するのが苦手なので却下。子ども用の知育時計も探してみたのですがいいものがなく、結局こんな方法を挑戦中です。
スマートスピーカーを使う
2年半前から使っているスマートスピーカーに、今の時間を「声で」伝えるよう工夫しました。もし試す方のために、手順を書いておきます。
- まずはスマートスピーカーを購入(ネット環境が必要、最新版だと6000円くらい)
- スマホアプリで、google home をダウンロード
- アプリ内のルーティーン機能を使って、伝える言葉を文字入力して、時間を設定
下の写真が実際のアプリ画面ですが、19時30分になったら「今は夜の7時30分です。夜です」を毎日スマートスピーカーに自動で言わせる設定にしました。何時に流すのがいいのか、1日何回がいいのかを見極めている最中で、来月調整します。
今のところ、夜にデイサービスの準備を始めることも、午後に朝食を作ることもなくなりましたが、スマートスピーカーの効果があるかどうかは不明です。それでも何もやらないよりかは効果があると思って、実験中です。
わが家で使っているスマートスピーカーは古く、うちと同じにするならこちらが最新版です。Amazonのアレクサを使っている方のほうが多いので、うちは少数派かもしれません。なんとなく使い始めたスマートスピーカーの認知症介護への活用も増えてきました。
音声配信voicyの最新回は、認知症介護の経験しているかどうかの差のお話です↓
今日もしれっと、しれっと。
うちは壁掛け時計の裏を開けて、針の先に丸い色付きシールを貼ったり、文字盤の数字の横に朝とか昼とか書いてみたりしています。 もう、時計を見ても時間は解らないけど、しょっちゅう気にして見上げる母の助けになってるといいなって思います。
みなみの9月さま
文字盤に朝とか昼とか書いたのですね。どんな感じでお使いになったのかイメージが難しいのですが、それでも工夫されるお気持ちはよく分かります。
うちもアナログ時計が分からなくなったら、デジタルに変更しようと思ってますが、デジタルでも分からないかもなと思ってます。