まずはこちらの写真から!
うちの母の得意料理、ゴールドブルー風です。この料理について解説しますが、もちろん普通の解説ではありませんよ!
料理の解説
ゴールドブルー風は、豚肉の薄切りの間にチーズ、ハムをはさんで、上からホイップクリームを使ったソースをかけます。つけあわせはマッシュポテト、アスパラ、人参グラッセ、ホウレンソウ炒めです。
ゴールドブルー風ってネットで検索しても出てきません。なぜ母がこう言いだしたのかは不明です(笑)
訪問看護師さん、ヘルパーさん、みんなに自慢してきたこの料理。わたしの友人を東京から呼ぶとこの料理が出て、確かに好評でした。
そんな料理にケチをつけると・・・
認知症で作り方を一部忘れています、出来上がりも昔とは違います。写真は全盛期の7割くらいです。ソースが固まってますが、本来はさらさらです。火をつけっぱなしで目を離した結果、固まりました。
人参グラッセは甘さが足りない、ピック病の特徴である待てない衝動そのままに、煮る時間が足りません。かじるとガリっていいます。ホウレンソウの炒め物もしょっぱいかな・・・
あとは量です。どうしても2人前が作れない母なので、4人前作って冷蔵庫にストックします。付け合わせが異様に多いのも、そのせいです。量の調整が難しいようです。
息子は料理評論家
わたしは母の料理に対して、昔からいろいろと意見を言う役割を担ってました、母の料理評論家です。なので、今回の料理にも、基本は褒めながらも冷静に論評しました。
「味のベースはいいねー、でも人参がちょっと(実際はかなり)固いかな?あとソースが惜しかった!」
わたしも褒めるし、家に来るヘルパーさんも料理に興味を示します。その結果、ヘルパーさんに必ず買い物をお願いするものがあります、それがこちら。
そう 「ホイップクリーム」 です、冷蔵庫に3個ストックされてました。先日ヘルパーさんにはホイップクリームを頼まれてもとりあえず返事はして、購入しないようにお願いしました。
実は写真としてアップできるレベルの料理はどんどん減っていて、ゴールドブルー風が一番見栄えがいいです。最後の砦ともいえる(佐々木蔵之介も独身最後の砦)この料理を、3か月に1回リクエストしていくつもりです。
冷蔵庫の中の物で料理はできても、献立を考えるのが厳しいんだと思います。それで褒められるゴールドブルー風は覚えている献立なので、ヘルパーさんに毎回お願いしちゃうんですよね。もひとつ、
「おいしい物、喜んでくれる物を息子に食べさせてあげたい」
っていう母心もあるんでしょうね。ちなみにホイップクリームが在庫過多でも母を責めることなく、どう消化する事だけを考えるようにしてますよ。
今日もしれっと、しれっと。
こんばんは。
何とオシャレな料理を得意とされるお母様でしょう!
付け合せの彩りも美しいですね。
ネーミングは、『コルドン・ブルー』が
より親しみのある単語に寄せられたのではないでしょうか。
今度、私も作ってみます^^
すいかずら姫さま
お久しぶりでございます、そしてありがとうございます!
長年・・・20年、いや30年の疑問が解決致しました!
コルドン・ブルーですね、”風” とついたのは揚げてないからだったのかぁ・・・
さて母には何と言おうか・・・今のままでも特に問題はないのですが、敢えて正しい名前を半年ぐらい言い続けるか?訂正する事に意味はないし、数十年の記憶には勝てないのでまた元に戻るんですけど、何か本人の記憶の中で化学反応が起きるかも・・・やっぱり正解を言ってみます!