2週間でこんなにも認知症の母(71歳)に変化があるとは、まったく予想してませんでした。急にデイ拒否したかと思えば、週4回おしっこを漏らしたり・・・昨年11月から、繰り返し私に訴えていたことがあります。
年相応の腰痛かな?と考え、マットレスの購入を検討したり、クッションを買ってみました。理由が分からないまま4か月以上過ぎた頃、原因を突きとめました。
1日中座ってばかりいたために、腰を痛めたのです。遠隔WEBカメラで細めにチェックして分かったのですが、母の口癖に完全にだまされてました。
確かに昔はその通りでした。でも、WEBカメラに朝9時にチェックすると、もう座ってます(笑)
亡くなった祖母が大腿骨骨折した後の衰えっぷりは、音速のように早く、あのイメージが抜けない私としては、1日中座っている姿は見逃せないのです。認知症の人を骨折させちゃだめ!とブログによく書きますが、活動量が減って座ってばかりになるのも、私から見れば骨折に等しいのです。
いきなりのデイ拒否、1日中座っているなど、何かおかしいと思いながら実家へ帰りました。一緒に1週間過ごしてみると、本当におかしい事が次々と明らかになりました。
この2週間で起きた急激な変化
・家での活動量が激減し、ちょっとの外出や家事で異様に疲れる
・立ち上がりが困難になり、寝室でなくこたつで寝るようになる
・認知症サプリをを5日連続で飲み忘れ(過去最高)
・1週間で4回尿失禁 (前回の記事がこちら)
・昼寝の時間が増える
・食欲がない
・料理途中で一旦休憩をする
・自分の食事はきちんと準備してきた人が、菓子パンで食事済ます?
ヘルパーさんを追い返した事も1回あり、明らかに様子がおかしいです。こういう時こそ冷静に!と自分に言い聞かせ、原因調査をしていきました。うちの場合は認知症に加え、手足が不自由なシャルコーマリー病(CMT病)もあります。なので、
・認知症の症状悪化で、活動量が激減しているか
・CMT病で立ち上がることがおっくうになって、活動量が減って認知症が悪化したか
この2つだろうと。とりあえずは急かさず、いつもどおりの家事をやらせる事に専念して、活動量アップをやってみました。美容室に連れて行ったり、デイに行ったり、外出させたり、元気づけのために焼肉屋にも行きました。
これらは地味なんですけど、少しずつ活動量が増え、息子に朝食の準備ができるようになりました。あまりの変化で、認知症治療も、今後は変更することになりました。こちらは後日ブログに書きます。
先生はCMT病による立ち上がりはあまり気にしてないようでしたが、わたしはその可能性も捨てていません。尿失禁もわたしは認知症というよりかは、トイレまで辿りつけないという手足の不自由さを疑っています。トイレもこっそりチェックしましたが、昼間は普通にできています。
今後の対策
最終的には1週間一緒に生活することで、だいぶ復活しました。いまはまた独居状態に戻ったので、次回行くときはまたどうなっているか分かりません。とりあえず下記を粛々と準備中です。
1.尿パットを買って、失禁対策。ゆっくり寝られるようになるかも
2.週1回の訪問リハビリ増やして、立ち上がりの練習を強化
3.ベッドやソファ、リクライニングマットレス、手すりの購入やレンタルで、立ち上がりをラクにする
4.トイレまでの導線をどう確保するかを考える
5.デイ拒否対策のために、ケアプランを見直す
まだケアマネさんには連絡してませんが、ケアプランの大幅見直し、福祉用具レンタルを検討しています。普通はケアマネさんに先に連絡するのかもしれませんが、わたしは逆提案が多いかもしれません。
この変化をA4の紙3枚にまとめて、かかりつけ医、訪問リハの作業療法士さん、デイ所長さんに渡しました。大きな変化があった時は、家の様子を紙にまとめて渡すようにしています。
今日もしれっと、しれっと。