認知症の人のリモコン誤操作問題とその対策方法

認知症 リモコン 誤操作

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GW中にあった母のリモコン誤操作

ゴールデンウィーク中に岩手の母から、東京に居るわたし宛に電話がありました。

電話をしてくる人は、今となっては母のみです。介護者あるあるですが、電話が鳴るたびに毎回ドキドキしませんか?何か起きたんじゃないかって。ほとんどメールやLINEでのコミニケーションが主体となった今、たまになる電話に緊張します。

ねぇ、テレビが映らなくなったのよ。壊れたのかしらね。

こういう電話は、ここ3年で10回目くらいだと思います。エアコンのリモコンを誤操作することもありますが、今の母は暑い寒いが分かるので、夏に暖房をつけた時は間違いに自分で気づきます。もし今後エアコンの誤操作が増えてきたら、下記記事のように対応するつもりです。

認知症の方・独居高齢者の熱中症対策!「エアコン」最新事情

2016.06.20

10回も誤操作があると、対処方法を考えるもの。うちではこのようにしています。

シンプルなリモコンに変える

母が誤操作するリモコンの筆頭は、やはりテレビです。赤、青、緑、黄ボタン、番組表ボタン、データボタン、設定ボタン、画面表示ボタンなど、認知症の人にとっては酷な世界がリモコン上で広がっています。

以前の母は、テレビが映らなくなると、いろんなボタンを押しまくりました。なので、さらに設定が変わってしまい、電話ではどうすることもできない状態によくなりました。

うちは遠距離介護なので、まずは近くもないけど私よりは近くに住んでいる妹を車で実家に派遣、リモコンの設定を直してもらい、それでもだめならわたしが数日後に行って、設定を変更するということをしておりました。

そもそもテレビのリモコンのボタンは、母にとっては使わないボタンだらけ。その使わないボタンをなぜか押してしまって、テレビが真っ暗ということがよくあったので、ボタンが少ないタイプのリモコン(記事タイトル下の写真)に変更しました。

リモコンのボタンが多過ぎて、テレビを見る気も失せて昼寝ばかりするようになり、寝たきりへ・・・なんてことも十分あるので、リモコンって実は注意すべき道具のひとつですよね。

このリモコンにして、誤操作する回数は減りました。これで誤操作問題から解放されただろうと思っていたのですが、それでも誤操作が起き、その都度電話が何回も鳴ることがあります。それで次なる策も検討しました。

ボタンをくりぬく?ボタンのキーロックをする?

これら対処法は、試そうとしたけどやっていません。使わないリモコンボタンのゴムをくり抜けば誤操作しないだろうと思ったのですが、ゴミなどが入りやすくなって基盤によくないということがネットに書いてあったため断念、テレビリモコンボタンのキーロックは、以前の機種で一部あったようですが、うちのリモコンにはなくてこれも断念しました。

リモコンの写真を撮っておく

今回のGW中に起きたリモコン誤操作は3分で決着したのですが、その理由がリモコンの写真を撮っておいたことです。

妹が何度か対応しているうちに、ほとんどの誤操作はBSボタンをつい押してしまうことが分かりました。リモコンの写真を撮っておくと、母に説明するときに、次のように伝えることができます。

くどひろ
右上に書いてある「地デジ」というボタンを押してみて!

高齢者の方や認知症の方にはリモコンボタンの字が老眼で見えなかったり、ボタンが多過ぎて電話ではどこのボタンを言っているのか分からないことも。それでわたしはリモコンの写真を見て、ボタンの位置を具体的に指示をした結果、3分で決着しました。

ひどい時は数日間、電話が鳴りまくることもありましたが今回はたったの3分で、問題解決!写真を撮っておいてよかった~と心から思ったGWでした。

ちなみに介護用品として開発された、Panasonicのこんな超シンプルなリモコンもあります。

今日もしれっと、しれっと。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住の介護作家・ブロガー。認知症ライフパートナー2級、認知症介助士。なないろのとびら診療所(岩手県盛岡市)地域医療推進室非常勤。祖母(認知症+子宮頸がん・要介護3)と母(認知症+CMT病・要介護2)のW遠距離介護。2013年3月、2回目の介護離職、同年11月祖母死去。2017年悪性リンパ腫の父(要介護5)も別拠点で在宅介護したが死去。現在も東京と岩手を年間約20往復、書くことを生業にしれっと介護を継続中!連載:介護ポストセブン(小学館)認知症ONLINE(ウェルクス)、著書:がんばりすぎずにしれっと認知症介護 (新日本出版社)医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか