フリーランス歴13年が明かす6月の絶望|確定申告の還付金が住民税と国民健康保険料で消える現実

フリーランスのわたしの仕事では、毎回報酬から10.21%が源泉徴収されています。

確定申告では各社に源泉徴収された金額をまとめて申告し、最終的には納めすぎた分が還付金として戻ってきます。稼ぎがそれほど多くないのと、各種控除のおかげです。

還付金が入金される4月頃は、総資産が増えて思わず気分が上がります。しかし、その高揚感はわずか2か月ほどしか続きません。

6月の国民健康保険料・住民税の通知で現実を知らされる

6月になると、住民税の支払通知書が届きます。

毎年「なんでこんなに取られるのか?」と感じるほどの金額で、4月の還付金はほぼ住民税で消えてしまいます。還付金で大喜びして、お金を使ってしまうと一気に家計は苦しくなります。

さらに追い打ちをかけるように、年間の国民健康保険料の支払通知も届きます。会社員時代には想像しなかったような金額を毎月支払わなければならず、「合法的に何とかならないか」と毎年頭を抱えます。

現実的にできることとしては、費用を忘れず計上して、控除をしっかり申告するくらいしかできません。

この2つの通知を見るたびに消費意欲は一気に冷め、6月は絶望月間となります。

総資産を毎日チェックするようになって気持ちがラクに

フリーランス生活13年の経験から、6月までは出費を抑えて耐えるようになりました。6月の支払いを乗り越えて始めて、自分の資産が少しずつ増えていく感覚が生まれます。

わたしが実践しているのは、安定しない月々の収入を見るのではなく、総資産を毎日チェックしています。いろいろ話題になっている、マネーフォワードを使って総資産を見ているので、把握は簡単です。

今月いくら稼いだかはもちろん見ていますが、全部でいくらもっているかを基準にしたほうが、精神的に安定します。

最近、フリーランスから会社員に戻る人が増えているニュースを目にします。特にライターさんの廃業報告がX上にあふれていて、業界の激しい変化を肌で感じています。わたしはライター業はやっていませんが、先行きへの不安はとても共感できます。

それでもフリーランスを続けているのは、母親の遠距離介護があるからで、時間を自由にコントロールできるフリーランスのほうが介護と仕事の両立がしやすいです。この年齢で、会社員に戻るのは相当厳しいでしょうしね。

来月の絶望を乗り越え、明るい2026年後半を迎えられるといいのですが……。

今日もしれっと、しれっと。



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工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(82歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて14年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

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