ある介護現場で起きている認知症介護の実態について分かるYouTube動画

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わたしは、世の中にある認知症治療や介護のリスクをできるだけ避けようと勉強してきた結果、母は在宅で介護して、治療はコウノメソッドがベストだと思ってやってきました。

7年経った母の認知症の進行が、一般的な認知症治療や介護と比べてどう違うのかは、わたしには分かりません。かなりいいほうと医師や介護職の方から言われるので、たぶんうまくいってるのだろうと思っています。

認知症薬の多過ぎる処方、薬の副作用のトラブルは、1度もありません。日々小さなトラブルや些細なケンカをしながらも、親子2人で笑って生活しています。母も「今が一番幸せ」と言ったりするので、この状態を1日でも長くキープできれば・・・そんな思いです。

介護職の方と認知症について話す機会も多いのですが、認知症のお薬について話す機会はほとんどありません。介護保険制度や施設のこと、包括のこと、認知症ケアの話で終わります。

YouTube『認知症なんでもTV』

今回ご紹介したい動画は、『認知症なんでもTV』というYoutubeの番組で最近アップされた「ある介護現場からの報告」。

お話ししているのは、特別養護老人ホームで介護福祉士として働いている三俣喜儀さんです。動画を見ると分かるのですが、いい意味で裏切られます。あれ?介護福祉士が、こんな視点で特養で働いているの?きっと、多くの方がそう思われることでしょう。

わたしも三俣さんも、認知症治療や介護に「少しだけ」医療的な視点を素人でも持てば、どれだけ認知症介護がラクになるかというスタンスを持っています。三俣さんはわたしよりはるかに勉強されているので、その雰囲気を動画で味わうことができます。

介護家族の方が動画を見ると、こういう介護福祉士のいる特養に家族をお願いしたいと思うはずです。

そんな三俣さんとわたし、尼崎の長尾クリニック院長・長尾和宏先生で、8月25日に大阪で鼎談します。17分ほどの動画、ぜひ見てください!

今日もしれっと、しれっと。


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【わたしの書いた最新刊】
東京と岩手の遠距離介護を、在宅で11年以上続けられている理由のひとつが道具です。介護者の皆さんがもっとラクできる環境を整え、同時に親の自立を実現するために何ができるかを実践するための本を書きました。図表とカラーで分かりやすく仕上げました。

2件のコメント

ご無沙汰してます
ご活躍のご様子 何よりです

セミナーで教えていただいた カメラについて 改めて拙ブログにて 引用 ご紹介 させて頂きました!

くどひろ さんの なさっていらっしゃることを 励みと学びにしております\(^o^)/

これからも どうぞよろしくお願いいたします

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ABOUT US
工藤広伸(くどひろ)介護作家・ブロガー
1972年岩手県盛岡市生まれ、東京都在住。
2012年から岩手でひとり暮らしをするアルツハイマー型認知症で難病(CMT病)の母(80歳・要介護4)を、東京からしれっと遠距離在宅介護を続けて12年目。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。認知症介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「おはよう日本」「あさイチ」などで取り上げられる。

【音声配信Voicyパーソナリティ】『ちょっと気になる?介護のラジオ
【著書】親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)、親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)、医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得 (廣済堂出版)ほか